最新情報

2014年08月09日

『母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究』第11号の論文投稿を募集

2014年度発行の『母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究』第11号は「マルチリテラシーの育成」 という特集を組みます。

そこで会員の皆様から以下の要領で投稿を募集いたします。ふるってご応募下さい。

締切日:2014年10月31日正午時必着

資  格:投稿は会員に限ります。
    非会員の場合はMHB研究会ウェブサイトの「入会案内
   にある説明に従い、入会手続きをおとりください。

内容:研究論文、調査・実践報告、研究ノートなど
   横書きワープロ内で、B5用紙20枚以内(37字x31行)
   *ただし、原稿は未発表のものに限ります。

使用言語:日本語あるいは英語
    (ただし、例示のために他言語の単語などが含まれることは可能)

その他 注意事項:

 ○原稿は、WordファイルとPDFで作成し、Eメールに添付し、下記に送信して下さい。

 ○執筆者、所属機関名は本文には書かないで下さい

 ○連絡先:執筆者名、所属機関名、連絡先(住所、電話番号、ファックス番号、
      Eメールアドレス)を記した別紙をEメールに添付し、下記に送信して
      下さい。

 ○採否:編集委員会が審査の上、採否を決定し、12月下旬までにお知らせします。
  
 ○掲載決定論文につきましては、要旨(和文原稿の場合は和文要旨と英文要旨・氏名・
  所属機関名、英文原稿の場合は和文要旨と英文要旨・片仮名書き氏名・所属機関名)
  を加えたWordファイルでの提出をお願いします。

 ○修正をお願いする場合もあります。

 ○刊行後1年が経過した『母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究』中の論文
  は、CiNii(国立情報学研究所 学術情報ナビゲータ)でダウンロードできるように
  なっておりますので、採用となった論文は電子化されて公開されることになります。
  その点、ご承知おきください。

 ○採用となった執筆者には、掲載号を1部進呈いたします。

送付先:MHB研究会理事 櫻井千穂
    Eメールアドレス:csakurai@lang.osaka-u.ac.jp
    件名に「MHB原稿」とお書き下さい。

問い合わせ先:〒562-8558 大阪府箕面市栗生間谷東8-1-1
              大阪大学大学院 言語文化研究科言語社会専攻
              研究講義棟B棟309号室
              日本学術振興会特別研究員 櫻井千穂 研究室
              Tel./Fax: 072-730-5192

*********** MHB紀要書式規定 ************

1. 要旨・書式
  いただいた原稿をほぼそのまま印刷しますので、統一した形式でお願いします。
  サイズはB5原稿をそのまま印字します。B5で提出して下さい。
  余白は上下左右 28mm 。書式は1行37文字、1ページ 31行、MS明朝10ポイントです。

2.タイトル、著者名、要旨、キーワード、所属
  最初の行にタイトル(14ポイント、太字、中央寄せ)
  副題がある場合は、ダッシュではさみ、14ポイントで普通字体で入れる(ー副題ー)。
  著者名と所属、要旨(和文・英文)は採用がきまってから記入する。
  1行あけて、英文タイトル(Times New Roman,12ポイント、太字、中央寄せ)
  副題がある場合は、11ポイントで普通字体で入れる。
  見出し語の大文字・小文字使用についてはAPA (The American Psychological
  Association )のPublication Manual 第6版
に準拠すること
  1行あけて、キーワード(5語まで)をMS明朝・10ポイントで左寄せで入れる。
  1行あけて、要旨(MS明朝、10ポイント)を400字以内で書く。

3.章立て
 1 . 全角数字、全角ピリオド、全角スペース、見出し(太字)
  ※一行あけて書き始める
 1.1 半角数字、半角ピリオド、半角スペース、見出し(太字)
  ※下位項目の場合、見出しの次に行をあける必要はありません。

4. 注
 右肩に数字バーレーンで示す 1)巻末注とし、本文の直後に入れる

5. 参考文献
 著者名 (1998)「論文名(英語の場合は" "入れ)」『文献名(英語の場合はイタリック
体)』pp.1-21(ページ)
 (本の場合などは学会誌を参考に出版社などを入れる。)

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2014年06月30日

2014年度母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究会 大会プログラム(詳細)

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          母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究会
                 2014年度 研究大会

                ICU 教育研究所  後援

               2014 Annual Conference of
Mother Tongue, Heritage Language, Bilingual Education (MHB) Research Association

     Supported by ICU Institute for Educational Research and Service (IERS)

             大会テーマ:マルチリテラシーの育成
               Theme: Fostering Multiliteracy

    国内外の複数言語下の、主として子どもが、読み書きも含むマルチリンガル能力を
   身につけられるような教育を目指して、その方法、理論、研究方法を探ります。

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【大会実行委員会より】

2014年度は、研究大会(基調講演、会員による研究発表) は1日のみですが、以下の通り、3日間に渡り大会関連イベントを開催いたします。

大会関連イベントは以下の3つです。
 (1)大会プレセッション 8月5日(火)
 (2)大会(基調講演、会員による研究発表) 8月7日(木)
 (3)4つの分科会の集まり 8月5日(火)・同6日(水)・同7日(木)

(1)(2)(3)のいずれについても会員・非会員の別なくご参加いただけます。

参加費用:3,000円(当日、受付で現金にてお支払いください。)
     *学生証の提示で2,000円になります。

   *(1)あるいは(2)(もしくはその両方)に参加する方は、3000円を当日
    会場受付にてお支払いください。(3)のみに参加の場合には参加費は不要です。

場所:国際基督教大学(東京都三鷹市大沢3-10-2)
   ディッフェンドルファー記念館東館ならびに本館
   *JR中央線武蔵境駅より小田急バスにて約10分 http://www.icu.ac.jp/about/access/index.html

※武蔵境駅から小田急バスに乗って大学構内に来るまでの少し詳しい説明はこちら [MS-Word 107KB]からダウンロードできます。

事前申込み:以下のURLにアクセスしてオンラインによる申込みをお願いします。
      http://kokucheese.com/event/index/183810/

※資料を準備する都合上、大会・大会プレセッション・分科会活動のいずれに参加される場合にも、できるだけ上記URLからオンラインによる事前申込みをお願いいたします。

<お子様連れでご参加の方へ>

 大会会場にご休憩いただける専用の教室を用意してあります。ベッドや給湯設備はありません。保育のためにご家族の方などを同伴なさる場合、保育者の方は参加費なしでお入りいただけます。当日受付にてその旨お申し出ください。なお、本研究会は事故などについての責任は負いかねますのでご了承ください。

【お問い合わせ】
 2014年度MHB研究大会実行委員(宮崎幸江・小澤伊久美・鈴木庸子・原瑞穂)
                              2014MHB@gmail.com

※大会チラシはこちら
 ・発表タイトルまで記載してあるバージョン [PDF 163KB]
 ・発表タイトルは省略した簡略バージョン [PDF 138KB]

+ + + + + + + + + 【 8月7日(木) 大会プログラム 】 + + + + + + + + + +

※大会プログラムと会場案内図はこちら
 ・大会プログラム [PDF 245KB]
 ・会場案内図 [PDF 245KB]

9:30 - 受付開始   [ディッフェンドルファー記念館東館 講堂]

10:00 - 開会                 <総合司会 宮崎幸江(上智大学)>
開会挨拶 湯川笑子(MHB研究会会長・立命館大学)

10:15 - 第一部 基調講演           <司会 清田淳子(立命館大学)>
     「考える力を育てることばの教育 ~メタ認知を活かした授業デザイン~」
                       内田伸子氏(十文字女子大学特任教授)

12:00 - 昼休み(大学食堂をご利用いただけます)・会場移動(本館へ)

 *以後、終了時刻まで凡人社による出張展示販売あり(10%割引) [本館入口]

12:30 - 第二部 ポスター発表+デモンストレーション

 12:30 - 13:30 ポスター発表   2会場同時進行
  第一会場   [本館152号室]

    ・バランスのとれたバイリテラシーの言語意識とアイデンティティ
       ―国内インターナショナルスクール出身者に注目して―
            熊本愛子(桜美林大学 大学院修了生)
    ・中華学校における日中バイリンガル教育の方法
            Yuan.馬場 裕子(立命館大学 大学院博士後期課程)
    ・多言語背景の児童を対象とした理科の日本語テスト開発に向けた語彙調査
       ―学年別にみた「エネルギー」分野における語彙の傾向―
            田中裕祐(筑波大学)、甲斐晶子(同)、関裕子(同)

  第二会場   [本館168号室]
    ・越境する日中英マルチリテラシー育成
       ——北京の日中国際結婚家庭の教育戦略
            柳瀬千恵美(九州大学 大学院修士課程)
    ・中国在住親子に対する「親子で日記」の活用
            飛田美穂(桜美林大学 大学院修了生)
    ・フランスにおけるCLD児のための教育—CASNAVについて—
            グレゴリー・デュメイン(アリアンス・フランセーズ仙台)、
            鈴木庸子(国際基督教大学)

 13:00 - 14:00 デモンストレーション   3会場同時進行
  第一会場   [本館157号室]

    ・アメラジアンスクールで学ぶ児童のiPadを活用した同音異義漢字学習
            川上里沙(アメラジアンスクール・イン・オキナワ)

  第二会場   [本館159号室]
    ・継承日本語話者である大学生のための日本語教育
      ―カリキュラム・プレースメント・教材開発・授業案―
            田中和美(国際基督教大学)、尾崎久美子(同)、
            小澤伊久美(同)、鈴木庸子(同)

  第三会場   [本館167号室]
    ・母語・継承語育成支援のためのウェブサイト構築
            久保田真弓(関西大学)、松田陽子(兵庫県立大学)、
            落合知子(神戸大学)、北山夏季(大阪府立大学)

14:15 - 第三部 研究発表
          2会場同時進行(①14:15-14:45 ②14:50-15:20 ③15:25-15:55)

  第一会場 [本館116号室]
        <司会 加納なおみ(お茶の水女子大学)、平田昌子(第一工業大学)>
   ①低学年で来日した言語少数派の子どもの二言語を介した想像力の発達
      ―国語物語文読解におけるやり取りから―
           滑川恵理子(早稲田大学)
   ②ブラジル学校高校生のポルトガル語力と日本語力
      ―作文力調査を踏まえて
          小貫大輔(東海大学)、リリアン・テルミ・ハタノ(近畿大学)、
          シゲヨ・ミゾグチ(東海大学)
   ③小・中学生の日英バイリンガル作文におけるPREWRITINGの実態
      ―継承語教育の立場から―
          中島和子(トロント大学)、中野友子(ブルックリン日本語学園)、
          福川美沙(バルセロナ補習授業校)、佐野愛子(北海道文教大学)、
          生田裕子(中部大学)

  第二会場  [本館170号室]
        <司会 服部美貴(国立台湾大学)、
            櫻井千穂(大阪大学、日本学術振興会特別研究員)>
   ①日系ペルー人の子どもたちの継承語
          仲江千鶴(昭和女子大学大学院 博士後期課程)
   ②内モンゴルのモンゴル語母語話者の言語使用
      ―中国語の影響について
          薩仁図亜(明海大学大学院 博士後期課程)
   ③地域の母語支援者の意識は、教科学習支援を通してどのように変容したか
      ―子どもに望む学びの語りに着目して―
          高梨宏子(お茶の水女子大学 大学院博士後期課程)、
          三輪充子(子どもランプ)、清田淳子(立命館大学)、
          宇津木奈美子(帝京大学)

16:00 終了

+ + + + + + + + + 【 8月5日(火) 大会プレセッション 】 + + + + + + + + + +
  
大会プレセッション
    「新しいカリキュラム作りとクリティカルシンキングを入れたICTの活用」

講師 津田和男氏(国連国際学校教諭)

時間 10:00 - 17:00(受付9時半から)

場所: 国際基督教大学 [本館116号室]

司会:大山全代(フォーダム大学博士課程)

プログラム:
9:30 - 受付開始
10:00 - レクチャー
12:00 -昼食休憩
13:30 -レクチャーとデモンストレーション
17:00 終了

 ※プレセッション参加者対象のハンズオンのワークショップもあります。
 日程は、8月9日・10日(定員40名、先着順)です。
詳しくは http://www.mhb.jp/2014/06/2014mhbis.html をご覧ください。

+ + + + + + + + 【 MHB研究会 分科会(SIG)の集まり 】 + + + + + + + + +

 インターナショナル・スクールSIG
  8月5日(火)12:00 - 13:30 [大学食堂]
          オンライン茶話会を含めた活動の報告と今後について、
          メンバー相互の情報交換など

 アセスメントSIG
  8月6日(水)11:00-15:00(受付開始10:30)  [本館116号室]
    11:00-開会・SIG趣旨説明等
    11:30-報告①「多文化背景にある年少児向けオンラインテスト開発に向けて」
          河野あかね(筑波インターナショナル)、清水秀子(嘉悦大学)、
          田中裕祐(筑波大学)
    12:15-昼食会(昼食持ち込み可) [大学食堂]
    13:15-報告②「対話型アセスメント(DLA)の開発と運用の課題」 [本館116号室]
          櫻井千穂(大阪大学研究員・日本学術振興会特別研究員)
    13:30-実践報告①「藤沢市立長後小学校国際教室の実践報告
              -DLAの活用と自尊感情の形成に向けて」
          齋藤智慶(藤沢市立長後小学校国際教室)
    14:00-実践報告②「日本語とスペイン語を用いた継承スペイン語教室」
          河北祐子(上智大学)、佐伯グラシエラ(アミゴス・エスパネセス)、
          サンチェス・ジュリア(アミゴス・エスパネセス)
    14:30-15:00 ディスカッション

 バイリンガル作文SIG
  8月6日(水)15:00-16:30(受付開始14:30) [本館170号室]
    15:00-開会・SIG趣旨説明等
    15:30-提案「作文データのデータベース構築について」
          佐野愛子(北海道文教大学)
    16:00-16:30 ディスカッション

 海外継承日本語SIG
  8月7日(木)16:10-18:00 [本館116号室]
          メンバー相互の情報交換、これまでの活動の報告と今後について

*SIGはSpecial Interest Groupsの略です。MHB研究会会員は関心のあるSIGに自由に参加することができます。また、複数SIGに同時に参加することが可能です。

各SIGの代表は以下の通りです。
 a. インターナショナル・スクール部会:大山全代
   部会のウェブサイト https://sites.google.com/site/mhbinternationalschool/
 b.アセスメント部会:宮崎幸江
 c. バイリンガル作文部会:佐野愛子
 d.海外継承日本語部会:カルダー淑子
   部会のウェブサイト https://sites.google.com/site/keishougo/

SIGに参加を希望する方は、各SIG連絡窓口に電子メールでその旨を申し出て下さい。
  a.インターナショナル・スクール部会:小澤伊久美 ozawa AT icu.ac.jp
  b.アセスメント部会:宮崎幸江 sa-miya AT jrc.sophia.ac.jp
  c.バイリンガル作文部会:佐野愛子 aikosano AT do-bunkyodai.ac.jp
  d.海外継承日本語部会:根津誠 mhbjhlsig+owners AT googlegroups.com
(電子メールのアドレスのATは@と読みかえて、ATの前後のスペースは取り除いて下さい。)

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2014年06月07日

MHB読書会:Readings on Translanguaging

2014年6月2日

               MHB読書会のお知らせ
              Readings on Translanguaging


MHB研究会では、マルチリンガル教育における重要概念である、「言語交差使用(translanguaging)」についての読書会を開催します。ご興味のある方はご参加下さい。


1.日時:2014年9月13日 土曜 10:00-17:00

2.場所:京都駅前のキャンパスプラザ京都6階の立命館大学サテライト教室

3.目的と要領:
     以下に選択した図書および雑誌記事を各自1点以上分担し、要約および論点整理
    を含むレビューをしてきて、発表をし、議論をすることで、このテーマについて
    集中的に理解を深める。

4.申し込み:湯川笑子までメールで申し込んで下さい。( ved04614 AT nifty.com )
                 ATを@にかえ、前後のスペースを取ってください。
  ・レビュー申し込み=分担したい論文名もしくは本の章の番号を明記して下さい。
            複数の論文の担当も可。
            6月30日締め切り
  ・レビューなしでの参加=レビューはできないが、レビュー発表を聞いたり、議論に
            参加したい人は、そのむねを明記して下さい。
            8月30日締め切り
            ただし教室の関係上、30名で締め切ります。

  ※レビューの文献の申し込みが重複する場合には、調整をお願いする場合があります。

5.文献入手について:参加ご希望の方に追ってご連絡をいたします。

6.所要時間:12件の文献ごとに、レビューと討論でそれぞれ約30分を充当します。
       レビュー発表は15-20分程度の予定です。


ふるってご応募下さい。


        *********** 文献一覧 ***********  


1.García, O. and Li Wei. 2014. Translanguaging:Language, bilingualism and
       education. Basingstoke, UK: Palgrave Pivot.

        ・Translanguagingの理論面の変遷をまとめ、教授法、学習ストラテジーの
         両面から分析している。さらに、様々な領域において、translanguaging
         が潜在的にもつ影響力について論じている。

        ・目次のURLは次のとおりhttp://www.palgraveconnect.com/pc/langling2014/browse/inside/inline/chapter/9781137385765/9781137385765.0001.pdf?chapterDoi=9781137385765.0001

        全7章  1,2章は1名、あと各章1名で 6名

2. Celic, C., and K. Seltzer. 2011. Translanguaging: A CUNY-NYSIEB Guide
         for Educators
. The Graduate Center, The City University of New York:
         CUNY-NYSIEB. Available from www.nysieb.cuny.org

        ・ガルシア先生他監修の、実践者向けのガイド。理論面について平易な
         説明がなされている。200頁近い大部の著。
         Part1~3に分かれている。

        1名 担当者決定済み

3.Lewis, G., Jones, B., & Baker, C. 2012a. Translanguaging: Developing its
         conceptualisation and contextualisation. Educational Research and
         Evaluation, 18 (7): 655-670.

        ・Translanguagingと他のconcepts (e.g. code-switching, translation)との
         違いの説明などを含み、概念上の変遷をまとめる。
         Walesでの実践を紹介している。

4.Lewis, G., Jones, B., & Baker, C. 2012b. Translanguaging: origins and
         development from school to street and beyond. Educational Research
         and Evaluation, 18 (7): 641-654.

        ・タイトルが示すとおり、translanguagingを教室内の使用に限定せず、
         bilingual/multilingualの生活全般に関わるものとして扱う。さらに
         neurolinguisticsの観点からもtranslanguagingの効果を論じている。

        3と4両方で1名

5.Creese, A., and A. Blackledge. 2010. “Translanguaging in the Bilingual
         Classroom: A Pedagogy for Teaching and Learning.” The Modern
         Language Journal 94 (1): 103–115.

        ・tranlanguagingに関する論文としては広く知られている。
         ロンドン等の継承語学校での実践例を扱っている。

        1名

6.Li Wei. 2011 Moment Analysis and translanguaging space: Discursive
         construction of identities by multilingual Chinese youth in Britain.
        Journal of Pragmatics. 43: 1222–1235.

        ・3人の中国系イギリス人の若者へのin-depthインタビューを軸に、
         bilingual/multilingualのアイデンティティ形成などを分析、
         translanguagingが持つ社会変革の可能性について論じる。

        1名

7.García, O. and Kano, N. Forthcoming. Translanguaging as process and
         pedagogy: Developing the English writing of Japanese students in the
         US. In Conteh, Jean and Meier, Gabriella (eds) (2013) The multilingual
        turn in languages education: benefits for individuals and societies.

        Clevedon: Multilingual Matters.

        ・主にバイリテラシーを伸ばすための学習ストラテジーとしての自発的
         translanguagingを扱っている。

        1名 担当者決定済み


※要約および論点整理をするレビューアーは、以上、最大で12名。うち2名分は決定済み

2014年04月23日

会長交代のお知らせ

※2014年度研究大会についてのお知らせはこちらをご覧ください(発表応募用テンプレートもダウンロード可)。

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MHB研究会会員の皆様

立命館大学の湯川笑子です。2014年度が始まり、あわただしくも、活気に満ちた新学期をお迎えのことと存じます。

さて、MHBも昨年度に理事、役員の交代がありましたので、お知らせする次第です。4名の理事の方が退任され、新たに4名の新理事をお迎えしました。

なお交代された理事には、MHBの創設者4名のうち3名の方々(中島和子会長、佐々木倫子先生、津田和男先生)も含まれます。詳しくは、「会則(最新版)」をご覧ください。

退任された理事の先生方、長い間本当にありがとうございました。また、中島和子先生には、名誉会長として、佐々木倫子先生と津田和男先生には顧問として今後もMHBを見守っていただきます。

2014年度以降は私、立命館大学の湯川笑子が会長の職務を引き継ぎ、事務局は大阪大学の真嶋潤子先生に交代いたします。

ただ、会員入会手続きや事務局の移転は、移転業務の都合上、8月以降とさせていただきます。分科会(Special Interest Group: SIG)への参加申し込みなど、各種手続きについては、「入会案内」をご覧ください。

2014年度もどうぞよろしくお願いいたします。

                                    湯川笑子

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会則

・母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究会は、2003年8月の発足から4年目を迎えた2007年8月26日の年次大会で、研究会の組織を発展的に改組しました。同年次大会では、発足時の研究会会則を更新した会則が承認されました。

・このサイトでは母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究会会則の最新版を掲載しています。


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   母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究会会則
      http://www.mhb.jp/

                             2014年4月23日公開版

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【名称】
 本研究会を、母語・継承語・バイリンガル教育研究会(略称MHB研究会)と呼ぶ。

【目的】
 1. 対象領域の研究活動の活性化
 2. 対象領域の実践活動の質の向上
 3. 会員間の情報交換と交流
 4. リソース(参考文献や調査データ)収集と情報発信

【対象領域】
 バイリンガル教育を必要とする児童生徒の言語教育を対象とする。
 当面、具体的には以下の領域を含む。
 1. 継承語としての日本語教育
 2. ろう・難聴児のためのバイリンガル教育
 3. 先住・定住・新来児童生徒の母語・継承語・バイリンガル教育(日本語教育を含む)
 4. 帰国児童生徒、国際学校・外国人学校児童生徒のための母語・継承語・バイリンガル教育
 5. 複数言語育成を目指した各種言語教育(日本の英語教育を含む)
 6. その他(例:評価方法、研究方法、データベースなど)

【組織と運営】
 1. 事務局を立命館大学湯川笑子研究室におく。[2014年8月に新事務局に移転する予定。]
 2. 事務局は会員登録に基づいて会員リストを作成する。
 3. 研究会費は徴収しない。ただし、各種行事の開催ごとに参加者から実費を徴集する。
 4. 会長、副会長、理事が、会員の意見を受けとめつつ、年次大会(夏)、講演会、研究会、
  研究集会、ワークショップなどの企画実施にあたる。
 5. 研究誌、情報交換誌等の刊行を行う。必要に応じて研究会発表原稿をウェブ上で会員に
  配布する。
 6. 以下の4つの分科会(Special Interest Group:SIG)活動を行う。
  a.海外継承日本語部会
  b.インターナショナル・スクール部会
  c.アセスメント部会
  d.バイリンガル作文部会

【会員】
 1. 研究会趣旨に賛同し、対象領域の研究と実践に関わる者を会員として随時受け入れる。
 2. 入会希望者は会員登録を行う。
 (a.氏名、b.所属(ない場合は「なし」とお書き下さい)、c.e-mail アドレス、
  d.特に興味のある領域または分野を記入して、電子メールで事務局と会員管理係に
  送付して下さい。)
 3. 会員は以下の分科会(Special Interest Group: SIG)に参加することができる
 (複数SIGへの参加可)。
 (参加希望者は、各SIG連絡窓口に電子メールでその旨を申し出て下さい。)
   a.海外継承日本語部会
   b.インターナショナル・スクール部会
   c.アセスメント部会
   d.バイリンガル作文部会
 4. 退会希望者はその旨を事務局と会員管理係に電子メールで速やかに通知する。
 (SIG参加者はSIG連絡窓口にもご連絡下さい。)

 <連絡先>
  ・事務局:ved04614 AT nifty.com [2014年8月に新事務局アドレスに変更予定]
  ・会員管理係:kb5j-kyt AT asahi-net.or.jp [2014年8月に新担当者アドレスに変更予定]
  ・各SIG連絡窓口(aとbはSIG代表者ではありません。)
    a.海外継承日本語部会:根津誠 mhbjhlsig+owners AT googlegroups.com
    b.インターナショナル・スクール部会:小澤伊久美 ozawa AT icu.ac.jp
    c.アセスメント部会:宮崎幸江 sa-miya AT jrc.sophia.ac.jp
    d.バイリンガル作文部会:佐野愛子 aikosano AT do-bunkyodai.ac.jp

 ※電子メールのアドレスのATは@と読みかえて、ATの前後のスペースは取り除いて下さい。

【役員】
 本研究会には次の役員をおく。すべての役員は任期2年を原則とし、多くの会員が運営に
 積極的に参加するように努める。

 会 長:湯川笑子(立命館大学)
 副会長・事務局:真嶋潤子(大阪大学)
 理 事:友沢昭江(桃山学院大学)、清田淳子(立命館大学 事務局補佐)、
     ダグラス昌子(カリフォルニア州立大学ロングビーチ校)、
     櫻井千穂(大阪大学、日本学術振興会特別研究員)、
     宮崎幸江(上智大学)小澤伊久美(国際基督教大学 広報・会員管理係)、
     服部美貴(国立台湾大学)、加納なおみ(お茶の水女子大学)、
     平田昌子〈第一工業大学〉、佐野愛子(北海道文教大学)
                        以上2014年4月より2016年3月まで
     原瑞穂(上越教育大学)、朱桂栄(北京外国語大学北京日本学研究センター)、
     鈴木庸子(国際基督教大学)、大山全代(フォーダム大学博士課程)
                        以上 2013年4月より2015年3月まで

【名誉会長・顧問】
 名誉会長:中島和子(トロント大学名誉教授)
 顧 問 :佐々木倫子(桜美林大学)、津田和男(国連国際学校)

【付則】
 本会則は、平成18年(2006年)8月26日より施行する。
 2007年8月 清田淳子氏が企画担当理事に加わる。
 2012年4月 事務局移転、役員交代によりそれに関わる部分が変更された。
 2013年4月 常任理事および企画担当理事を廃止し、理事と変更する。
        鈴木庸子氏、大山全代氏が理事に加わる。
        対象領域に「5.バイリンガル育成を目指した各種言語教育」を追加した。
 2014年4月 会長、副会長が交代し、理事交代によりそれに関わる部分が変更された。
        また、目的ならびに対象領域の文言を修正し、分科会活動についての記載を
        加えた。(2014年8月に事務局が移転する予定。)

                                        以上

母語・継承語・バイリンガル教育研究会

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