継承語科研

2011年08月10日

「継承日本語教育に関する文献のデータベース化と専門家養成」中間報告会終わる

平成23年度科学研究費補助金(基盤研究(B))
「継承日本語教育に関する文献のデータベース化と専門家養成」中間報告会は約60名の方が参加され、熱心な討議がなされました。
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日時:2011年8月7日(日)10:00-17:00
会場:立命館大学敬学館 230教室
参加費:無料、 資料代1500円 (ただし、6日にご出席の方は同一資料のため、無料となります。7日のみ出席の方は、資料準備の都合上、7月25日までに下記までメールで「科研中間報告会出席」として、お申し込みください。)
弁当:1100円 (お茶つき) 「8/7弁当要」と書いて申し込んで下さい。
申し込み先:shihoo28@gmail.com (MHB2011年度研究大会事務局)
               
プログラム

10:00  開会あいさつ 佐々木倫子 
10:05-10:55  中島和子・福川美沙
   「継承語教育データベースのための文献収集ーこれまでの経緯と今後の課題」
11:00-11:45  森下淳也・田中順子
   「継承語教育データベースの構築について」
11:45-12:00   質疑応答 「継承語教育データベースに望むこと」

12:00-13:15  昼食休憩

13:15-14:25 各種報告                      司会:中島 和子
13:15  カルダー淑子.ほか 「補習校教師の会立ち上げのためのパイロット調査報告」
13:30  大山全代ほか 「インターナショナルスクール実態調査 」
13:45  佐々木倫子ほか 「南米在住の日系人児童生徒の口頭言語能力調査」
14:00  櫻井千穂 「読書力評価ツール(DRA)を活用した横断調査
       ―日本生まれの言語的マイノリティ児童の読書力の実態―」  
14:25-14:45 休憩

14:45―16:45 バイリンガル作文調査              司会:湯川 笑子
14:45   マクファーソン田中苗美・平松宏子・川合友紀子・生田裕子 
       「作文調査グループによるマルチリンガル作文調査―中間報告」         
 
15:45   佐野愛子・中野友子・福川美沙・生田裕子・中島和子
       「トロント補習授業校小中学生の日・英・仏作文力-評価ルーブリックの開発を中心に」
16:45  閉会あいさつ  中島和子 研究代表者


主催:平成23年度科学研究費補助金(基盤研究(B))「継承日本語教育に関する文献のデータベース化と専門家養成」(研究代表者 中島和子) c/o桜美林大学言語教育研究所         
 
協賛:立命館大学言語教育情報研究科

2010年07月23日

第4回継承語教師養成ワークショップ終わる

第4回継承語教師養成ワークショップは終了いたしました。

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第4回継承語教師養成ワークショップ
「週末学校(補習校・継承語学校)で母語・継承語教師にできること」
日時:2010年8月5日(木)9:45-17:00
会場:桜美林大学四谷キャンパス地下ホール
(東京都新宿区四谷1-21-6 JR/東京メトロ 四ツ谷駅より徒歩3分)
  四ツ谷口に出て、通りを渡り、三栄通りを新宿方面へ1分歩いた右側の白いビル
             http://www.obirin.ac.jp/001/a028.html
参加費:無料、 資料代1000円 (8月4日のMHB研究会大会と共通資料ですので、そちらにご参加の方からは資料代をいただきません。ワークショップ準備の都合上、下記まで「8月5日のワークショップ参加」としてお申し込みください。)
申し込み先:leri@obirin.ac.jp (桜美林大学言語教育研究所 MHB研究会事務局)
プログラム
9:30  受付開始
9:45  開会の挨拶  佐々木倫子(桜美林大学言語教育研究所長
                   継承語科研・MHB研究会事務局)
9:50-10:50 基調講演「現地校と週末学校で育てるバイリンガルの基礎」
             中島和子 (MHB研究会会長)
10:55-12:00 事例報告 「永住型児童生徒の特質を踏まえたカリキュラムの枠組み」
カルダー淑子、岩本友子、モイヤー康子(プリンストン日本語学校)
12:05-12:40 調査報告 「トロント補習校における日英バイリンガル作文調査」
       佐野愛子(札幌藻岩高等学校教諭)
12:40-13:40 昼食休憩
13:40-15:00  実践報告「世界各地の週末学校の現場から」
      タイ:  川合友紀子(チェンマイ補習校)
      ドイツ: 相賀由美子(ベルリン中央学園補習校)
      オランダ:山本絵美(ロッテルダム補習校)
      
15:10-16:00 
実践を振り返って「保護者パワーと地域に根ざした週末学校のあり方」
      米国:岸本俊子(クレムゾン大学准教授・元グリーンヒル補習校校長)
      台湾:服部美貴(台湾大学講師・台北日本語授業校運営委員長)
16:10-16:55 
全体会議 「補習校・日本語学校の連携と今後の協同研究の可能性に向けて」
      司会:カルダー淑子(プリンストン日本語学校)
17:00  閉会
平成21年度科学研究費補助金(基盤研究(B))課 題 番 号:(21320096)
「継承日本語教育に関する文献のデータベース化と専門家養成」(研究代表者中島和子)
共催:母語・継承語・バイリンガル教育研究会 後援:桜美林大学言語教育研究所

2010年度 OBC実践ワークショップ終わる

2010年度 OBC実践ワークショップは終了いたしました。

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桜美林大学言語教育研究所・継承語科研主催     ☆☆参加者はいっぱいになりました☆☆

2010年度外国人児童生徒の日本語力・母語力の育成:
OBC実践ワークショップ
サマーセッション

外国人児童生徒の日本語学習・継承語教育に関わっている、または関わろうとしている方を対象に会話力テスト(OBC)実践ワークショップを開きます。MHB研究会2010年度大会の前2日間の開催になります。OBC:Oral Proficiency Assessment for Bilingual Children

講師:中島和子(トロント大学名誉教授)専門はバイリンガル教育。子供の言語力を測るための「OBCバイリンガル会話テスト」を開発。MHB研究会会長・桜美林大学言語教育研究所客員研究員

内容:OBCについての解説とワークショップ、実体験を踏まえて会話力評価の方法、実践例・研究調査例の紹介、今後の課題についての話合い。

日時:2010年8月2日(月)、3日(火) 午前10時―午後5時(両日とも)

会場:桜美林大学四谷キャンパス4階406号室
(160-0004東京都新宿区四谷1-21 TEL:03-5367-1321 http://www.obirin.ac.jp/001/a028.html)

スケジュール(予定):          
8/2(月) 10:00-12:00 OBCの概要
13:00-15:00 OBC会話テストの方法
15:00-17:00 OBCを使った実践例・研究例(1)
8/3(火) 10:00-12:00 OBC実演見学(予定)・練習
13:00-15:00 会話力評価の方法・採点の練習
15:00-17:00 OBCを使った実践例・研究例(2)、まとめと課題

◆参加者募集要領◆☆☆参加者はすでにいっぱいになりました☆☆
対象:外国人児童の日本語学習、継承語教育に関わっている、または関わろうとしている方、児童生徒の日本語力・母語力の育成に関心がある方。
定員:30名。申込多数の場合は志望動機を参考に人数を調整させていただきます。
条件:原則として両日とも参加できること。      資料代:1000円(予定)
申込締切:7月2日(金)
申込方法:参加申込書を鈴木庸子まで郵送かファックスしてください。またはメールにて同様の内容を送ってください。(email: suzukiyo@icu.ac.jp)
郵送先:181-8585三鷹市大沢3-10-2国際基督教大学日本語教育課程 鈴木庸子
問合せ窓口:鈴木庸子(国際基督教大学 日本語教育課程)
電話:0422-33-3223 Fax:0422-33-3773  e-mail:suzukiyo@icu.ac.jp
主催:桜美林大学言語教育研究所・継承語科研
★2010年11月20,21,27,28日於ICU「読書力テストワークショップ」開催予定

2010年04月01日

2010/11年度調査協力者募集の締め切りについて

MHB研究会会員の皆さま

4月からの2010/11年度調査協力者募集の締め切りについてお知らせ申し
上げます。今回のワークショップ参加者も含めて、研究計画の細目をまとめる時
間に考慮して、募集の最終締め切りを4月19日(月)正午(日本時間)とさせて
いただきました。

すでにかなりの数の応募をいただいてはいますが、まだ研究方法が固まっていない
意志表示だけのものもありますので、内容を固めたものを提出していただく最終締
め切りを設定させていただいた次第です。無論、新たに、以下の1)または2)、
あるいは、その両方を一定の対象に進めたいという計画をお持ちの方に応募してい
ただくこともかまいません。添付の枠組みに記入の上、4月19日までに、継承語科
研事務局leri@obirin.ac.jp あてにお願いいたします。

1)継承語教育関連の文献の収集
今年度に引き続き文献の収集を続けます。特に、国内外国人児童生徒、アジア諸
国(中国、フィリピン、インドネシア、シンガポール)、中南米、オーストラリ
ア、英国、ヨーロッパ、などの調査協力者を必要としています。協力していただ
いた方には、データベース登録に採用された文献の個数、文献の概要執筆個数に
よって、謝金をお支払いします。

2)言語能力調査
継承語学習者の言語能力調査(語彙、作文、会話、読書・読解力ほか)とそれに
付随する言語環境調査、言語環境調査、 意識調査(保護者、継承語教師、継承
語学習者)を今年度の1つの焦点としてお互いに協力して行いたいと思います。
共通部分はあるが、地域の特性を踏まえた調査を考えています。興味のある方は
ぜひ事務局の指示に従って応募してください。経費のうち、上限を4万円として、
実費をお支払いします。

以上

継承語科研事務局 leri@obirin.ac.jp
(継承語科研代表 中島和子)

2009年12月13日

第2回継承語教師養成ワークショップ終わる

3月26日、27日の継承語科研とMHB研究会共催による、ワークショップは無事、
盛況のうちに終えました。

100名を超える方、特に多くの海外会員の参加を得て、充実した会となったこと
を、事務局としても喜んでいます。ただ、そのため、資料集もほぼ出てしまい、
開催前から資料集を予約していらした会員に送付した後は5冊しか残りません。
資料からでは得られるものが限られますが、70ページを超えるものなので、入手
したいとお考えの方がありましたら、leri@obirin.ac.jp までお申し込みくだ
さい。先着5人の方に実費千円(送料込み・海外の方も同額)でお送り申し上げます。
いずれ、資料はHPにアップしたいと考えていますが、少しお時間をいただくこと
になるかと思います。

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平成21年度科学研究費補助金(基盤研究(B))課 題 番 号:(21320096)
「継承日本語教育に関する文献のデータベース化と専門家養成」(研究代表者中島和子)
共催:母語・継承語・バイリンガル教育研究会 後援:桜美林大学言語教育研究所

第2回継承語教師養成ワークショップ
日時:2010年3月26(金)、27日(土)
於:桜美林大学淵野辺キャンパス201号室
JR横浜線淵野辺駅隣接(改札出て右手の歩道橋に直結する2階入り口からお入りください)
参加費:無料、 資料代1000円 
(資料準備の都合上、下記までメールで名前と所属(ある場合)明記の上、お申し込みください。)
leri@obirin.ac.jp 継承語科研事務局(c/o 桜美林大学言語教育研究所) 

3月26日(金) 「継承語の力をどう測るかー試案のいろいろ」
   9:45-10:00   継承語、継承語教師、継承語力とは?
(中島和子 トロント大学名誉教授・桜美林大学言語教育研究所客員研究員)
   10:00-10:55 「バイリンガル作文力」(生田裕子 中部大学講師)
   11:05-12:00 「バイリンガル語彙力」(生田裕子)
   13:00-13:55  「バイリンガル読書力」(櫻井千穂 大阪大学大学院博士後期課程)
   14:05-15:00 「補習授業校継承語学習者の言語背景調査」
               (北米補習校グループ カルダー淑子・小野桂子・モイヤー康子)
   15:15-16:30 まとめとディスカッション (司会:佐々木倫子 桜美林大学教授)

3月27日(土)
9:45 -12:00 「継承語をどう教えるかー学習ゴールの立て方、スキャフォルディングのし方、
13:00−15:15  読み書き指導ほか」
(片岡裕子 カリフォルニア州立大学ロングビーチ校教授
ダグラス昌子 カリフォルニア州立大学ロングビーチ校准教授)
 
トピック:
*子どもの発達段階、言語能力、認知レベルを踏まえた学習ゴールと到達目標の
立て方
*内容重視の言語教育で必要とされる教師の知識と技能—母語話者用の生教材を
使用するためのスキャフォルディングの仕方、読み・書き指導
*言語形式の提示からインプットアクティビティ・アウトプットアクティビティーへと段階
を踏んで行う語 彙・文法項目の練習方法 

15:30-16:30 分科会
a)海外補習校・日本語学校(カルダー ・ダグラス・佐々木)
b)国内外国人児童生徒(櫻井ほか)
c)その他(中島)

16:30-17:00  分科会報告

母語・継承語・バイリンガル教育研究会

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