2014年06月の情報

2014年06月30日

2014年度母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究会 大会プログラム(詳細)

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          母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究会
                 2014年度 研究大会

                ICU 教育研究所  後援

               2014 Annual Conference of
Mother Tongue, Heritage Language, Bilingual Education (MHB) Research Association

     Supported by ICU Institute for Educational Research and Service (IERS)

             大会テーマ:マルチリテラシーの育成
               Theme: Fostering Multiliteracy

    国内外の複数言語下の、主として子どもが、読み書きも含むマルチリンガル能力を
   身につけられるような教育を目指して、その方法、理論、研究方法を探ります。

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【大会実行委員会より】

2014年度は、研究大会(基調講演、会員による研究発表) は1日のみですが、以下の通り、3日間に渡り大会関連イベントを開催いたします。

大会関連イベントは以下の3つです。
 (1)大会プレセッション 8月5日(火)
 (2)大会(基調講演、会員による研究発表) 8月7日(木)
 (3)4つの分科会の集まり 8月5日(火)・同6日(水)・同7日(木)

(1)(2)(3)のいずれについても会員・非会員の別なくご参加いただけます。

参加費用:3,000円(当日、受付で現金にてお支払いください。)
     *学生証の提示で2,000円になります。

   *(1)あるいは(2)(もしくはその両方)に参加する方は、3000円を当日
    会場受付にてお支払いください。(3)のみに参加の場合には参加費は不要です。

場所:国際基督教大学(東京都三鷹市大沢3-10-2)
   ディッフェンドルファー記念館東館ならびに本館
   *JR中央線武蔵境駅より小田急バスにて約10分 http://www.icu.ac.jp/about/access/index.html

※武蔵境駅から小田急バスに乗って大学構内に来るまでの少し詳しい説明はこちら [MS-Word 107KB]からダウンロードできます。

事前申込み:以下のURLにアクセスしてオンラインによる申込みをお願いします。
      http://kokucheese.com/event/index/183810/

※資料を準備する都合上、大会・大会プレセッション・分科会活動のいずれに参加される場合にも、できるだけ上記URLからオンラインによる事前申込みをお願いいたします。

<お子様連れでご参加の方へ>

 大会会場にご休憩いただける専用の教室を用意してあります。ベッドや給湯設備はありません。保育のためにご家族の方などを同伴なさる場合、保育者の方は参加費なしでお入りいただけます。当日受付にてその旨お申し出ください。なお、本研究会は事故などについての責任は負いかねますのでご了承ください。

【お問い合わせ】
 2014年度MHB研究大会実行委員(宮崎幸江・小澤伊久美・鈴木庸子・原瑞穂)
                              2014MHB@gmail.com

※大会チラシはこちら
 ・発表タイトルまで記載してあるバージョン [PDF 163KB]
 ・発表タイトルは省略した簡略バージョン [PDF 138KB]

+ + + + + + + + + 【 8月7日(木) 大会プログラム 】 + + + + + + + + + +

※大会プログラムと会場案内図はこちら
 ・大会プログラム [PDF 245KB]
 ・会場案内図 [PDF 245KB]

9:30 - 受付開始   [ディッフェンドルファー記念館東館 講堂]

10:00 - 開会                 <総合司会 宮崎幸江(上智大学)>
開会挨拶 湯川笑子(MHB研究会会長・立命館大学)

10:15 - 第一部 基調講演           <司会 清田淳子(立命館大学)>
     「考える力を育てることばの教育 ~メタ認知を活かした授業デザイン~」
                       内田伸子氏(十文字女子大学特任教授)

12:00 - 昼休み(大学食堂をご利用いただけます)・会場移動(本館へ)

 *以後、終了時刻まで凡人社による出張展示販売あり(10%割引) [本館入口]

12:30 - 第二部 ポスター発表+デモンストレーション

 12:30 - 13:30 ポスター発表   2会場同時進行
  第一会場   [本館152号室]

    ・バランスのとれたバイリテラシーの言語意識とアイデンティティ
       ―国内インターナショナルスクール出身者に注目して―
            熊本愛子(桜美林大学 大学院修了生)
    ・中華学校における日中バイリンガル教育の方法
            Yuan.馬場 裕子(立命館大学 大学院博士後期課程)
    ・多言語背景の児童を対象とした理科の日本語テスト開発に向けた語彙調査
       ―学年別にみた「エネルギー」分野における語彙の傾向―
            田中裕祐(筑波大学)、甲斐晶子(同)、関裕子(同)

  第二会場   [本館168号室]
    ・越境する日中英マルチリテラシー育成
       ——北京の日中国際結婚家庭の教育戦略
            柳瀬千恵美(九州大学 大学院修士課程)
    ・中国在住親子に対する「親子で日記」の活用
            飛田美穂(桜美林大学 大学院修了生)
    ・フランスにおけるCLD児のための教育—CASNAVについて—
            グレゴリー・デュメイン(アリアンス・フランセーズ仙台)、
            鈴木庸子(国際基督教大学)

 13:00 - 14:00 デモンストレーション   3会場同時進行
  第一会場   [本館157号室]

    ・アメラジアンスクールで学ぶ児童のiPadを活用した同音異義漢字学習
            川上里沙(アメラジアンスクール・イン・オキナワ)

  第二会場   [本館159号室]
    ・継承日本語話者である大学生のための日本語教育
      ―カリキュラム・プレースメント・教材開発・授業案―
            田中和美(国際基督教大学)、尾崎久美子(同)、
            小澤伊久美(同)、鈴木庸子(同)

  第三会場   [本館167号室]
    ・母語・継承語育成支援のためのウェブサイト構築
            久保田真弓(関西大学)、松田陽子(兵庫県立大学)、
            落合知子(神戸大学)、北山夏季(大阪府立大学)

14:15 - 第三部 研究発表
          2会場同時進行(①14:15-14:45 ②14:50-15:20 ③15:25-15:55)

  第一会場 [本館116号室]
        <司会 加納なおみ(お茶の水女子大学)、平田昌子(第一工業大学)>
   ①低学年で来日した言語少数派の子どもの二言語を介した想像力の発達
      ―国語物語文読解におけるやり取りから―
           滑川恵理子(早稲田大学)
   ②ブラジル学校高校生のポルトガル語力と日本語力
      ―作文力調査を踏まえて
          小貫大輔(東海大学)、リリアン・テルミ・ハタノ(近畿大学)、
          シゲヨ・ミゾグチ(東海大学)
   ③小・中学生の日英バイリンガル作文におけるPREWRITINGの実態
      ―継承語教育の立場から―
          中島和子(トロント大学)、中野友子(ブルックリン日本語学園)、
          福川美沙(バルセロナ補習授業校)、佐野愛子(北海道文教大学)、
          生田裕子(中部大学)

  第二会場  [本館170号室]
        <司会 服部美貴(国立台湾大学)、
            櫻井千穂(大阪大学、日本学術振興会特別研究員)>
   ①日系ペルー人の子どもたちの継承語
          仲江千鶴(昭和女子大学大学院 博士後期課程)
   ②内モンゴルのモンゴル語母語話者の言語使用
      ―中国語の影響について
          薩仁図亜(明海大学大学院 博士後期課程)
   ③地域の母語支援者の意識は、教科学習支援を通してどのように変容したか
      ―子どもに望む学びの語りに着目して―
          高梨宏子(お茶の水女子大学 大学院博士後期課程)、
          三輪充子(子どもランプ)、清田淳子(立命館大学)、
          宇津木奈美子(帝京大学)

16:00 終了

+ + + + + + + + + 【 8月5日(火) 大会プレセッション 】 + + + + + + + + + +
  
大会プレセッション
    「新しいカリキュラム作りとクリティカルシンキングを入れたICTの活用」

講師 津田和男氏(国連国際学校教諭)

時間 10:00 - 17:00(受付9時半から)

場所: 国際基督教大学 [本館116号室]

司会:大山全代(フォーダム大学博士課程)

プログラム:
9:30 - 受付開始
10:00 - レクチャー
12:00 -昼食休憩
13:30 -レクチャーとデモンストレーション
17:00 終了

 ※プレセッション参加者対象のハンズオンのワークショップもあります。
 日程は、8月9日・10日(定員40名、先着順)です。
詳しくは http://www.mhb.jp/2014/06/2014mhbis.html をご覧ください。

+ + + + + + + + 【 MHB研究会 分科会(SIG)の集まり 】 + + + + + + + + +

 インターナショナル・スクールSIG
  8月5日(火)12:00 - 13:30 [大学食堂]
          オンライン茶話会を含めた活動の報告と今後について、
          メンバー相互の情報交換など

 アセスメントSIG
  8月6日(水)11:00-15:00(受付開始10:30)  [本館116号室]
    11:00-開会・SIG趣旨説明等
    11:30-報告①「多文化背景にある年少児向けオンラインテスト開発に向けて」
          河野あかね(筑波インターナショナル)、清水秀子(嘉悦大学)、
          田中裕祐(筑波大学)
    12:15-昼食会(昼食持ち込み可) [大学食堂]
    13:15-報告②「対話型アセスメント(DLA)の開発と運用の課題」 [本館116号室]
          櫻井千穂(大阪大学研究員・日本学術振興会特別研究員)
    13:30-実践報告①「藤沢市立長後小学校国際教室の実践報告
              -DLAの活用と自尊感情の形成に向けて」
          齋藤智慶(藤沢市立長後小学校国際教室)
    14:00-実践報告②「日本語とスペイン語を用いた継承スペイン語教室」
          河北祐子(上智大学)、佐伯グラシエラ(アミゴス・エスパネセス)、
          サンチェス・ジュリア(アミゴス・エスパネセス)
    14:30-15:00 ディスカッション

 バイリンガル作文SIG
  8月6日(水)15:00-16:30(受付開始14:30) [本館170号室]
    15:00-開会・SIG趣旨説明等
    15:30-提案「作文データのデータベース構築について」
          佐野愛子(北海道文教大学)
    16:00-16:30 ディスカッション

 海外継承日本語SIG
  8月7日(木)16:10-18:00 [本館116号室]
          メンバー相互の情報交換、これまでの活動の報告と今後について

*SIGはSpecial Interest Groupsの略です。MHB研究会会員は関心のあるSIGに自由に参加することができます。また、複数SIGに同時に参加することが可能です。

各SIGの代表は以下の通りです。
 a. インターナショナル・スクール部会:大山全代
   部会のウェブサイト https://sites.google.com/site/mhbinternationalschool/
 b.アセスメント部会:宮崎幸江
 c. バイリンガル作文部会:佐野愛子
 d.海外継承日本語部会:カルダー淑子
   部会のウェブサイト https://sites.google.com/site/keishougo/

SIGに参加を希望する方は、各SIG連絡窓口に電子メールでその旨を申し出て下さい。
  a.インターナショナル・スクール部会:小澤伊久美 ozawa AT icu.ac.jp
  b.アセスメント部会:宮崎幸江 sa-miya AT jrc.sophia.ac.jp
  c.バイリンガル作文部会:佐野愛子 aikosano AT do-bunkyodai.ac.jp
  d.海外継承日本語部会:根津誠 mhbjhlsig+owners AT googlegroups.com
(電子メールのアドレスのATは@と読みかえて、ATの前後のスペースは取り除いて下さい。)

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2014年夏 MHB-IS部会企画ワークショップ

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   「新しいカリキュラム作りとクリティカルシンキングを入れたICTの活用」

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【IS部会タスクフォースより】

 母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究会インターナショナル・スクール(IS)部会 https://sites.google.com/site/mhbinternationalschool/ では、8月5日、9日、10日の3日間にワークショップ「新しいカリキュラム作りとクリティカルシンキングを入れたICTの活用」を開催します。

 このうち、初日の内容はMHB研究会2014年度研究大会のプレセッションとして開催されるレクチャーとデモンストレーションですが、それをふまえたハンズオンのワークショップを2日間企画いたしました。

 ハンズオンは定員40名(先着順) で、以下サイトからお申し込みいただけます。
 http://kokucheese.com/event/index/189148/

+ + + ++ + + + +【 ワークショップの基本的な情報 】 + + + + + + + + + + +

★ワークショップ・タイトル
 「新しいカリキュラム作りとクリティカルシンキングを入れたICTの活用」

 プロジェクトベースの授業案作成のハンズオンワークショップです。
 バックワードディザイン(UbD)を基に各自の内容レベルに応じて全員ポスターセッションを行います。そのセッションをこの秋からの授業に是非生かしていただくウエブサイトや交流なども企画しております。
 また、ICTスキルのある方には Google drive やiBooks Author(Apple) を使ったデジタル教材の開発の方向へ進んでいただきたいと思っております。
 もし、事前&事後にこれらの企画をご覧になりたい方は以下のウエブサイトをご覧ください。
 http://www.kisetsu.org/
 http://kisetsu.wikispaces.com/
 http://nectj.wikispaces.com/

★講師:津田和男氏(国連国際学校教諭、IS部会員)

★場所:3日間とも国際基督教大学 http://www.icu.ac.jp/about/access/index.html

★ワークショップの時間:
 第一日 2014年8月5日(火) 
  10:00-17:00 レクチャー(MHB大会プレセッション)
    昼食休憩時に食堂でMHB-IS部会の集まりあり(自由参加、昼食持参可)
  17:30-19:30 9日と10日のワークショップのための準備セッション
    ワークショップのグループ分けなどをしますので必ず参加してください。
    食堂で軽食を取りつつの開催。食堂を利用するか何かご持参ください。

 第二日& 第三日 2014年8月9日(土)・同10日(日)
  両日とも9:00-17:00

★参加資格:8/5,8/9,8/10の3日間の全ての日程に参加できること

   ※8/5の大会プレセッションが終わった後に8/9-10参加者対象の
    準備セッションがありますが、そちらへの参加も必須です。

★参加費用:
  (1) 8月5日 8/7開催のMHB研究大会の参加費3000円に含まれます。        (学生証の提示で2000円になります。)
        ※7日に参加しない方に対する割引はありません。

  (2) 8月9日と10日 両日合計で1000円
       ※いずれも当日会場受付にてお支払いください。

★持参する物:(1)ノートPCかiPad、(2)多読に使える資料、
           (3)評価などの資料。(いずれも持参可能ならで結構です。)
           
  (1)についてはグループワークの形をとりますので持参できない方も参加可能ですが、ご自分の機器で操作するほうが後で役に立ちますし、できるだけご持参くださいますようお願いします。
  (なお、インターネットへはICUのゲストアカウントによるWiFi接続を利用します。)

 ※ハンズオンではiBooks Author などを利用するので、iPad かMac ノートがいいのですが、ハンズオンの最後にプレゼンをするのにWindows系PCの人も情報収集や自分のPCの中にある資料を使うことができますから、iPadやMacノートではなくとも持参可能なものがあったらお持ちください。

★集合場所など細かな情報は、後日、参加者にのみお伝えします。

+ + + ++ + + ++ + + +【 ワークショップで扱う内容 】 + + + + + + + + + + + + +

第一日目(大会プレセッション)--昼食は大学食堂利用可
 ・カリキュラム作りと教材開発についての導入
 ・内容重視インストラクション(1):
   内容重視、スタンダード、評価の紹介:
    米国スタンダード、欧州スタンダード、IB プログラム、CLIL
 ・内容重視インストラクション(2):
   授業理念構築からカリキュラム作成: Understanding by Design(UbD)
 ・内容重視インストラクション(3):
   カリキュラム作成と評価:
    サーキュレーションとルーブリックの活用
 ・ICTの教育現場での現状

 ※夕方は二日目・三日目のグループ分けやWiFi接続確認など

第二日目 --昼食は大学食堂利用可
 ・内容重視インストラクションの全体的検討と整理
 ・ポスターセッションに向けてのグループ制作活動

第三日目--昼食は大学食堂利用可
 ・ポスターセッションに向けてのグループ制作活動の最終準備
 ・ポスターセッションと意見交換会、修了証書

2014年06月07日

MHB読書会:Readings on Translanguaging

2014年6月2日

               MHB読書会のお知らせ
              Readings on Translanguaging


MHB研究会では、マルチリンガル教育における重要概念である、「言語交差使用(translanguaging)」についての読書会を開催します。ご興味のある方はご参加下さい。


1.日時:2014年9月13日 土曜 10:00-17:00

2.場所:京都駅前のキャンパスプラザ京都6階の立命館大学サテライト教室

3.目的と要領:
     以下に選択した図書および雑誌記事を各自1点以上分担し、要約および論点整理
    を含むレビューをしてきて、発表をし、議論をすることで、このテーマについて
    集中的に理解を深める。

4.申し込み:湯川笑子までメールで申し込んで下さい。( ved04614 AT nifty.com )
                 ATを@にかえ、前後のスペースを取ってください。
  ・レビュー申し込み=分担したい論文名もしくは本の章の番号を明記して下さい。
            複数の論文の担当も可。
            6月30日締め切り
  ・レビューなしでの参加=レビューはできないが、レビュー発表を聞いたり、議論に
            参加したい人は、そのむねを明記して下さい。
            8月30日締め切り
            ただし教室の関係上、30名で締め切ります。

  ※レビューの文献の申し込みが重複する場合には、調整をお願いする場合があります。

5.文献入手について:参加ご希望の方に追ってご連絡をいたします。

6.所要時間:12件の文献ごとに、レビューと討論でそれぞれ約30分を充当します。
       レビュー発表は15-20分程度の予定です。


ふるってご応募下さい。


        *********** 文献一覧 ***********  


1.García, O. and Li Wei. 2014. Translanguaging:Language, bilingualism and
       education. Basingstoke, UK: Palgrave Pivot.

        ・Translanguagingの理論面の変遷をまとめ、教授法、学習ストラテジーの
         両面から分析している。さらに、様々な領域において、translanguaging
         が潜在的にもつ影響力について論じている。

        ・目次のURLは次のとおりhttp://www.palgraveconnect.com/pc/langling2014/browse/inside/inline/chapter/9781137385765/9781137385765.0001.pdf?chapterDoi=9781137385765.0001

        全7章  1,2章は1名、あと各章1名で 6名

2. Celic, C., and K. Seltzer. 2011. Translanguaging: A CUNY-NYSIEB Guide
         for Educators
. The Graduate Center, The City University of New York:
         CUNY-NYSIEB. Available from www.nysieb.cuny.org

        ・ガルシア先生他監修の、実践者向けのガイド。理論面について平易な
         説明がなされている。200頁近い大部の著。
         Part1~3に分かれている。

        1名 担当者決定済み

3.Lewis, G., Jones, B., & Baker, C. 2012a. Translanguaging: Developing its
         conceptualisation and contextualisation. Educational Research and
         Evaluation, 18 (7): 655-670.

        ・Translanguagingと他のconcepts (e.g. code-switching, translation)との
         違いの説明などを含み、概念上の変遷をまとめる。
         Walesでの実践を紹介している。

4.Lewis, G., Jones, B., & Baker, C. 2012b. Translanguaging: origins and
         development from school to street and beyond. Educational Research
         and Evaluation, 18 (7): 641-654.

        ・タイトルが示すとおり、translanguagingを教室内の使用に限定せず、
         bilingual/multilingualの生活全般に関わるものとして扱う。さらに
         neurolinguisticsの観点からもtranslanguagingの効果を論じている。

        3と4両方で1名

5.Creese, A., and A. Blackledge. 2010. “Translanguaging in the Bilingual
         Classroom: A Pedagogy for Teaching and Learning.” The Modern
         Language Journal 94 (1): 103–115.

        ・tranlanguagingに関する論文としては広く知られている。
         ロンドン等の継承語学校での実践例を扱っている。

        1名

6.Li Wei. 2011 Moment Analysis and translanguaging space: Discursive
         construction of identities by multilingual Chinese youth in Britain.
        Journal of Pragmatics. 43: 1222–1235.

        ・3人の中国系イギリス人の若者へのin-depthインタビューを軸に、
         bilingual/multilingualのアイデンティティ形成などを分析、
         translanguagingが持つ社会変革の可能性について論じる。

        1名

7.García, O. and Kano, N. Forthcoming. Translanguaging as process and
         pedagogy: Developing the English writing of Japanese students in the
         US. In Conteh, Jean and Meier, Gabriella (eds) (2013) The multilingual
        turn in languages education: benefits for individuals and societies.

        Clevedon: Multilingual Matters.

        ・主にバイリテラシーを伸ばすための学習ストラテジーとしての自発的
         translanguagingを扱っている。

        1名 担当者決定済み


※要約および論点整理をするレビューアーは、以上、最大で12名。うち2名分は決定済み

母語・継承語・バイリンガル教育研究会

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