2016年度研究大会 プログラム詳細


 English Version is available here.

2016/7/7

***********************************

母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究会 2016年度研究大会

お茶の水女子大学日本語教育コース共催

「継承語教育と超多様性」

***********************************

 

日時:2016年8月8日(月)  13時 開会(受付 12:30より)

              [10時より科研報告会あり]

場所:お茶の水女子大学

          〒112-8610 東京都文京区大塚2-1-1

           http://www.ocha.ac.jp/help/accessmap.html

         (受付は南門近くの文教1号館1階。南門は7:00-21:00開錠)

参加費用:3,000円(当日、受付で現金にてお支払いください。)

     *学生証の提示で2,000円になります。

参加申込み:こちらへ 


<参考>

今回の大会テーマとなっている継承語教育の関連文献は、MHB研究会海外継承日本語部会のウェブサイト https://sites.google.com/site/keishougo/resources に掲載されています。

上記に置かれた「参考書・研究書(継承日本語教育を専門的に勉強されたい方のための文献)」(PDF)には「超多様性」に関する文献リストも含まれていますのであわせてご案内します。

どうぞご利用ください。


開催プログラム:

1日目 8月8日(月)

10:00-12:00 真嶋潤子代表科研報告会(MHB研究会共催)[9:30受付 文教1号館1階]

「平成24年度~平成28年度科学研究費補助金基盤研究(B)(研究代表者:真嶋潤子、課題番号24320094)「外国人児童生徒の複数言語能力の縦断的研究 −何もなくさない日本語教育を目指して」の研究成果報告会

12:00-13:00  昼休憩、インターナショナル・スクールSIG活動 

12:30 – MHB研究大会 受付 [文教1号館1階]

13:00 − 開会 [共通講義棟2号館201号室]               

                   開会挨拶 湯川笑子(MHB研究会会長・立命館大学)

13:05 – 基調講演       

これまでの継承語教育と今後の課題

Heritage Language Education: Looking Back and Looking Forward」

中島和子氏(トロント大学名誉教授)

これまでの日本の継承語教育の特徴と課題を3つ指摘、継承語教育が寄って立つバイリンガル教育理論を振り返りつつ、高度バイリンガル育成につながる今後の継承語教育のあり方、リミテッドバイリンガルへの対処と継承語教育の役割について考察する。

14:45 – 休憩

15:00 −16:00 研究発表 2会場同時進行 ①15:00—15:30 ②15:30-16:00 

第一会場 

東京中華学校における中国語習得―生徒の中国語習得レベルと言語環境の比較 

伊藤文子(東京中華学校)

トランス・ランゲージング教授法を取り入れた在日中国人生徒の作文作成の過程−日中両言語の能力を伸ばすことを目指して−

林金鳳

第二会場

生涯学習としてのブラジルの継承語学習者-日系人のライフストーリーに着目して-

中澤英利子(横浜市立大学大学院博士前期課程)

継承語話者・外国語話者・母語話者が共に学ぶ教室での日本語学習の意味―ハワイの高校の日本語クラスでの「言語ポートレート」活動からの考察

尾関史(国際交流基金日本語国際センター)

16:00 1日目終了

16:10 - 海外継承日本語SIG活動

(漢字圏、欧米語圏からの地域報告パネルと各地の部員の問題を共有する意見交換会を予定)

 

2日目 8月9日(火)

9:00 – 受付開始   [文教1号館1階]

9:30 – 基調講演2 :[共通講義棟2号館201号室]

多様化するニーズとは:継承語学習者の超多様性を考察する 

Addressing super-diversity: Identifying various needs of our heritage language learners」

坂本光代氏(上智大学教授)

日系ブラジル人の継承語研究、在カナダ日本人家庭での継承語教育研究、在日ペルー人家庭での家庭内言語に関する研究を事例に、言語使用、政策、言語価値等様々な社会的背景によって継承語習得が大きく左右される継承語学習者の「超多様性」(Blommaert(2013))について考察する。

10:40 ライフ・ストーリー:継承語話者の語りを聞く

山根パオラ氏

ブラジル出身の日系4世。5歳で来日、富山県の公立学校で学ぶ。英語教育の専門家である母の意思で子ども時代からポルトガル語保持のための努力を続けた。上智大学に入学後、交換留学で渡米し居心地のよさをかんじる。現在は日本語・ポルトガル語・英語のトライリンガルとして、会社で働く。

アルベルト・ディアズ氏

小学校4年生でフィリピンより来日。徳島県の公立学校で学ぶが、小学時代、英語のビデオを見て英語力を保持。高校時代に外国文化研究部に所属し、同じような環境の高校生と人間関係を築く。大学時代にフィリピン人の子どもの学習支援にかかわる。母語と日本語をたくみに使い分けて学習効果をあげた。多言語能力を活かして就職。

11:50 – 実践報告:

「多様性に対応したブルックリン日本語学園での継承語教育への取り組み」

中野友子氏(ブルックリン日本語学園園長)

多様な子どもたちの背景、学園の目指すところをおさえたうえで、繋がり・交流・学び方の工夫・オーナーシップといったカリキュラムの特徴、自ら学びたいと思える楽しさ・マルチレベル・家庭・交流を組み込む伸ばし方について、学年別科目別の具体的な教え方の例をあげつつ、ブルックリン日本語学園の実践として報告する。

12:40 昼休憩、アセスメントSIG活動、バイリンガル作文SIG活動

13:40 −14:40 ポスター発表—1,2  2会場同時進行

第三会場 ポスター発表-1 

外国につながる子どものことばを育てるワークショップ―多言語インターアクションに注目した実践報告―

山下佳那子、HanJiawen、NguyenOanh(お茶の水女子大学大学院博士前期課程)、  西川朋美、加納なおみ、本林響子(お茶の水女子大学)

日本の継承語イマージョン教育における朝鮮語口語指導    

柳美佐(同志社大学)

親子のための「子どもCan Doポートフォリオ」の開発―複言語・複文化主義の観点から子どもの力を捉える― 

三輪聖(ハンブルク大学)、奥村三菜子(元・環太平洋大学短期大学部)、札谷緑(VHSマールブルク)、松尾馨(シュタインバート・ギムナジウム)

第四会場 ポスター発表-2 

韓国における多文化センターでの継承語及び文化活動実践報告―『子ども多文化講師養成プロジェクト』から―

田辺理子・及川ひろ絵

年少者用日本語力テストの開発―アメリカ補習校におけるSPOT・漢字テストの試行結果を中心に―

酒井たか子(筑波大学)・清水秀子(嘉悦大学)

14:40 −15:40 ポスター発表3 及びデモンストレーション1,2,3  4会場同時進行

第三会場 ポスター発表-3

プロジェクト コンストルイル アルテル-ポルトガル語を継承語としての活動-

田中ルジア(Projeto Construir ARTEL)

韓国系ニューカマーの子どもの継承語教育と学習維持要因―大阪市内にあるハングル学校の調査を例に―

李銀淑(大阪大学大学院博士後期課程)

カナダ人らしさの中にある日本文化・日本語―アイデンティティ構築における多文化主義の影響―

脊尾泰子(マギル大学)

第五会場 デモンストレーションー1 

2016年版 継承語文献データベース(HLDB)     

中島和子(トロント大学)・森下淳也・田中順子(神戸大学大学院)・ 山本卓司(台湾実践大学)・福川美沙(ポンペウファブラ大学大学院博士課程)

第六会場 デモンストレーション-2 

在日ドイツ人学校における日本語カリキュラムの開発―日独の作文指導の比較を通して―

ビアルケ(當山)千咲(東京横浜独逸学園)

第七会場 デモンストレーション-3 

第一言語/継承日本語話者である大学生のための内容重視の日本語教育―カリキュラムデザインとコース運営上の課題―

小澤伊久美・武田知子(国際基督教大学)

15:50 −16:50 研究発表  2会場同時進行 ①15:50-16:20  ②16:20-16:50

第一会場    

日独バイリンガルのナラティブ構造―ナラティブを分かりやすくする要素とは何か―

赤木美香(お茶の水女子大学大学)         

漢字圏における継承日本語の漢字習得に関する一考察―北京在住日中国際結婚家庭の子どもの場合      

柳瀬千恵美(九州大学大学院博士課程)

第二会場

「超多様性」における言語変種をめぐる継承語教育の役割に関する一考察

中川康弘(大阪経済法科大学)

ろう幼児の日本手話と日本語獲得に関する研究-A児とその聴母の場合- 

田中瑞穂(北海道札幌聾学校)

17:00 閉会


*凡人社による出張展示販売あり(10%割引) [文教1号棟1階]

*くろしお出版による出張展示販売あり


【MHB研究会SIG活動】

インターナショナル・スクールSIG 8月8日(月)12:00 – 13:00 

海外継承日本語SIG 8月8日(月)16:10-18:00 

アセスメントSIG 8月9日(火)12:40-13:40 

バイリンガル作文SIG 8月9日(火)12:40-13:40

*SIGはSpecial Interest Groupsの略です。MHB研究会会員は関心のあるSIGに自由に参加することができます。また、複数SIGに同時に参加することが可能です。

MHB研究会の入会申し込み・SIGの入会案内はMHBウェブサイトをご覧ください(こちら)。

 

2016年度大会実行委員 (お問い合わせは 2016MHB AT gmail.com まで)

*電子メールのアドレスのATは@と読みかえて、ATの前後のスペースは取り除いて下さい。


2016 Annual Conference: Program


*日本語版はこちら

July 7th, 2016

******************************************

2016 Annual Conference of Mother Tongue, Heritage Language, and Bilingual Education (MHB) Research Association

Supported by Applied Japanese Linguistics,Graduate School of Humanities and Science, Ochanomizu University

母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究会 2016年度研究大会

お茶の水女子大学日本語教育コース共催

“Heritage Language Education and Super-diversity”

「継承語教育と超多様性」

******************************************

Date: Mon. August 8– Tues. August 9, 2016

Venue: Ochanomizu University, Tokyo, Japan     http://www.ocha.ac.jp/en/access/index.html

Fee: 3,000 yen (payment at gate), Students discount Fee: 2,000 yen with student ID card.

For Registration:click here

Program

Day 1  Monday, August 8, 2016

10:00-12:00   Pre-session [Registratio starts at 9:30 am ]

“A Longitudinal Study on the Bilingual Competence of the Culturally Linguistically Diverse Children at Japanese Public Schools: In quest of Japanese Language Education without subtracting their L1 competence” by  Prof. Junko Majima, Osaka University

12:00-13:00  Lunch time,  International School SIG meeting

12:30     Registration

13:00     Opening ceremony              

13:05-14:45  Keynote Speech-1

“Heritage Language Education: Looking Back and Looking Forward”

Prof. Kazuko Nakajima, University of Toronto

15:00-16:00 Concurrent Sessions (Paper read)  (1) 15:00-15:30 (2) 15:30-16:00

16:10-18:00 Japanese Language Heritage Education SIG meeting

 

Day 2   Tuesday August 9, 2016

9:00    Registration

9:30-10:30    Keynote Speech-2

“Addressing super-diversity: Identifying various needs of our heritage language learners”  

Prof. Mitsuyo Sakamoto, Sophia University, Tokyo

10:40-11:30   Life Story of Heritage Language Speaker  Ms. Paola Yamane /  Mr. Albert Diaz

11:40-12:40  Practical Report  

“Heritage Language education at Brooklyn Nihongo Gakuen, New York”

Ms. Tomoko Nakano, Blooklyn Nihongo Gakuen, president

12:40 -13:40 Lunch time (Assessment SIG meeting, Bilingual Writing SIG meeting)

13:40 – 14:40 Concurrent sessions (Poster sessions 1 & 2)

14:40 – 15:40 Concurrent sessions (Poster session 3 & Demonstration 1, 2, 3)

15:50-16:50 Concurrent sessions (Paper read) (1) 15:50-16:20  (2) 16:20-16:50

16:50-17:00 Closing ceremony

★Book Sale by “Bonjinsha”(10 % off) and “Kuroshio Shuppan”  located near the reception desk.

★Information and registration for MHB Research Association and SIG : click here


MHB共催 科研費研究成果報告会「外国人児童生徒の複数言語能力の縦断的研究 −何もなくさない日本語教育を目指して」


*****************************************

平成24年度〜平成28年度科学研究費補助金基盤研究(B)の研究成果報告会

「外国人児童生徒の複数言語能力の縦断的研究 −何もなくさない日本語教育を目指して」

(研究代表者:真嶋潤子、課題番号24320094)

*****************************************

※ちらしのダウンロードはこちらから

日時: 8月8日(月)[9:30受付] 10:00-12:00 

会場:お茶の水女子大学  文教1号館301号室(受付は文教1号館1階ロビー)

   *キャンパスマップとWiFiのご案内は「キャンパスマップと会場のWiFi環境について」(PDF)をご覧ください。

参加費:無料

    *午後のMHB2016年度研究大会にも参加する方は、大会の受け付けも同時に行えます。

    研究大会参加費は3000円です。(学生証の提示で2,000円になります。)

参加申込み:https://goo.gl/uYdbHc (MHB2016年度研究大会参加申込みサイトと同じです。)

共催:母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究会

 これまで5年間、その前の科研費補助金(基盤(C))による研究3年を足せば8年間、「子ども科研」と称して、大阪府下の公立小学校で日本語を母語としない子どもたちの2言語能力とその言語環境について見て参りました。この度、この科研費補助金の最終年度にあたり、MHB研究会の共催で、この研究成果の現段階での報告を行う機会を得られることになり、大変ありがたく思っております。

 調査地の関係者のご協力により、多くのデータを得て参りましたが、まだ全ての分析はできておりません。今回は、中国ルーツの子どもが集住している地域の小学校と、ベトナムルーツの子どもが少数在籍する小学校での縦断研究の成果の一部を報告いたします。

 ご興味・ご関心のある方々には、ぜひお越しいただき、ご意見いただければありがたく存じます。また後日(できれば年度内に大阪で)、最終報告会を行いたいと考えております。

<スケジュール>

10:00-10:05  挨拶・本報告会の目的と内容

真嶋潤子(大阪大学)

10:05-10:25 発表1 「外国人児童生徒の複数言語能力の縦断的研究の全体像について」 

真嶋潤子(大阪大学)

10:25-10:45 発表2「中国ルーツ児童14名の縦断研究-2言語アセスメントの結果から-」  

櫻井千穂(同志社大学)

10:45-11:05 発表3  「中国ルーツの児童14名の家庭言語環境調査からみえること

            -1年次と6年次の調査の比較から-」

友沢昭江(桃山学院大学)

11:05-11:25 発表4 「母語・継承語としてのベトナム語学習支援

            -ベトナム人散在校における児童Tへの支援を通して-」

近藤美佳(京都大学博士後期課程)

11:25-11:45 発表5「総括:本研究の意義と位置づけ」

中島和子(トロント大学名誉教授)

11:45-12:00 質疑応答