2016年度研究大会 発表募集


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母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究会

2016年度研究大会の発表募集のお知らせ

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2016年度の大会の日時が決定しましたのでご案内いたします。ぜひ、2016年のご予定の中にお入れ下さい(ちらしPDFはこちら)。 また、研究大会での口頭発表、ポスター発表、デモンストレーションを募集いたします。募集要項をご覧の上、奮ってご応募下さい。

2016/4/21

(2016年6月4日のダグラス博士講演会開催案内はこちら

日 時 :2016年8月8日(月)午後、8月9日(火)終日

開催場所:お茶の水女子大学(〒112-0012 東京都文京区大塚2丁目1−1)

     *キャンパスマップはこちら
     (受付は南門近くの文教1号館1階予定しています。南門は7:00-21:00の間開いています。)

テーマ :継承語教育と超多様性

2016年度MHB研究大会では、継承語教育と超多様性(super-diversity)をとりあげます。「超多様性」とは、人の移動における多様性が急激に進み、その理解にはこれまでに使用されてきた民族という括りではなく様々な個人的・社会的背景要因や意思を含む複雑な要素が関与する状態を指します。世界各地の継承語教育現場は、この現象への対応を求められています。

プログラム:

8月8日(月) 

 午後① 基調講演1 「これまでの継承語教育と今後の課題」中島和子氏

 午後② 研究発表(口頭発表・ポスター・デモンストレーション)

8月9日(火)

 午前 基調講演2 「多様化するニーズとは:継承語学習者の超多様性を考察する           (Addressing super-diversity: Identifying various needs             of our heritage language learners)」(仮題)坂本光代氏

    実践報告  「多様性に対応した継承日本語教育の実際」(仮題)中野友子氏

    ライフ・ストーリー「継承語話者当事者の語り」(仮題)(交渉中)

 午後 研究発表(口頭発表・ポスター・デモンストレーション)

 

*部会(SIG)の時間を8月8日(月)または9日(火)に設けます。

*詳細は研究発表の件数に合わせてプログラム詳細を決定した後、6月半ば過ぎにご連絡いたします。

*初日8月8日(月)午前中に科研費研究(「平成24年度~平成28年度科学研究費補助金基盤研究(B)(研究代表者:真嶋潤子、課題番号24320094)「外国人児童生徒の複数言語能力の縦断的研究 −何もなくさない日本語教育を目指して」)の研究成果報告会が同会場にて開催されます。


【口頭発表、ポスター発表、デモンストレーション募集要項】

I. 募集内容:MHBの研究領域に関連するもので、未発表のもの。

II. 発表言語:日本語、英語(ただし、例示のため、他言語の単語などが含まれることは可能)

III. 締 切 日:2016年5月31日(日)正午(東京時間: UTC+9) 必着

IV. 申し込み先:2016年度MHB研究会大会実行委員 2016MHB AT gmail.com 

*電子メールのアドレスのATは@と読みかえて、ATの前後のスペースは取り除いて下さい

V. 応募資格:

応募は会員に限りますので、非会員の場合は 入会案内 http://mhb.jp/admission の説明に従い、入会手続きをおとりください。筆頭発表者だけでなく共同発表者も全員会員である必要があります。

※1人の会員が2件以上の発表で筆頭発表者となることはできません。
※共同発表者の方も全員大会に出席してください。

VI. 発表形式:

 1.時間  口頭発表:20分、質疑応答10分
     ポスター発表・デモンストレーション:60分

2.形式

口頭発表:はじめの20分は発表者から聴き手に向けての一方向の発表。(ポスターサイズは、A0判  <84㎝ x 119㎝>、またはそれに準ずるサイズで1枚以内)その後10分間の質疑応答。必要に応じてパソコン等の機器の使用が可能

ポスター発表:ポスターを用いて、聴き手との質疑応答や意見交換を行う。ポスター以外に教材等の展示を希望する場合は、事前に事務局への確認が必要。

デモンストレーション:教材や教授法などの開発や実践の成果をパソコンや実物で提示し、 聴き手がそれに触れられるようにしつつ、質疑応答や意見交換を行う。パソコン及び掲示物 の使用が可能。

VII. 応募要領

(1)応募者の個人情報は、メールの添付書類としてお送りください。
 ※「応募者情報フォーム」をこちらからダウンロードしてご利用ください。

(2) 発表題目とその概要は以下の指示に従い、メールの添付書類としてお送りください。
 ※「原稿作成ガイド」をこちらからダウンロードしてご利用ください。

VIII. 採否判定の観点

■口頭発表の場合:

1. テーマがMHB研究会にふさわしいか
2. 研究課題が母語・継承語・バイリンガル教育の実践と研究の向上に貢献するものかどうか
3. 研究動機、先行研究のまとめと研究の位置づけ、研究課題、研究方法が明記されていて結果と考察が含まれているかどうか
4. 研究内容が、先行研究等と比較して、特色、独創性、意義が認められるかどうか

■ポスター発表/デモンストレーションの場合:

1.テーマがMHB研究会にふさわしいか
2.発表内容が、先行研究等と比較して、特色、独創性、意義が認められるかどうか

IX. 採否連絡:

  • 査読は複数名の査読者により応募者名を伏せて行い、発表者を決定します。その結果は、6月23日(木)までにメールにて通知致します。
  • 採択にあたって応募要旨の修正を求められた方には、7月13日(水)までに訂正原稿をご提出いただきます。

2016年度大会実行委員


2016年6月4日(土) ダグラス 昌子博士 講演会


母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究会主催

ダグラス 昌子 博士 講演会

多様な背景をもつ継承語話者の学びの支援
 ープロセス重視の教育の理論と研究から実践へー

平成24年度~平成28年度科学研究費補助金基盤研究(B) 
「外国人児童生徒の複数言語能力の縦断的研究ー何もなくさない日本語教育を目指してー」 
(研究代表者:真嶋潤子, 課題番号24320094)共催

※本講演会のちらし(PDF)

日 時 :2016年6月4日(土) 13:10-15:00(受付12:40~)
場 所 :キャンパスプラザ京都 5階 第1講義室 (アクセスマップはこちら
使用言語:日本語
参加費 :無料
申し込み:当日参加も可能です。ただし、資料準備の都合上 http://goo.gl/forms/glbR29HhJm にお申込み下さいますようお願いいたします。
本講演についてのお問い合わせ先:立命館大学 湯川笑子 eyt24310 AT lt.ritsumei.ac.jp
               (ATは@と読みかえて、ATの前後のスペースは取り除いて下さい。)
備 考 :当日MHB研究会紀要を販売します。

講演要旨
 本講演では、心理的、文化的、社会的、経済的に多様な背景を持ち、言語力や学校教育の経験に違いがある継承語話者が、十分に発達していない言語で教育をうけなければいけないという状況で、その学びをどのように支援していけばいいのかという課題への取り組みのための提言を試みる。十分に発達していない言語で教育をうけなければいけないという状況は学校教育にも学校教育外での教育にもみられ、例えば、学校教育の中では、日本で第二言語としての日本語で、日本語を母語とする児童生徒と同じクラスで教育を受けるという状況であり、学校教育外の教育では、海外の継承日本語学校で、日本語のプロフィシエンシーが著しく異なる児童生徒が同じクラスで学習をするという状況である。このように状況は異なるものの、共通する課題は、言語力のハンディがあり、文化をふくめた知識に違いがある学習者が、いかに学習内容の理解を深め、考える力をつけ、同時に学習に必要な言語力を発達させていくのかということである。この問題に取り組むためには、教える側も、言語力が十分なければ内容を学習することはできないという考え方から、言語力が十分ではない状況でも内容を学習していけるという考え方へのシフトと、それを可能にする教育のアプローチをとりいれることが必要となる。
 本講演では、認知心理学の構成主義(constructivism)と社会文化理論(Sociocultural Learning Theory)を枠組みとして、継承日本語学習者の研究データをもとに、理解を促進するとはどういうことか、そしてその支援の方法、及び考える力と言語力を発達させる方法を学びのプロセスを重視する方向から分析し、実践への応用の実例を紹介する。


《 ダグラス昌子博士略歴 》

 カリフォルニア州立大学ロングビーチ校教授。神戸市外国語大学及びオーストラリア国立大学より修士号を取得後、南カリフォルニア大学より教育学で博士号取得。研究テーマは、継承日本語のリテラシーおよび話し言葉の発達、カリキュラムデザインとインストラクション(とくに内容重視の言語教育CBLI)、子どもおよび大人の日本語教授法。業績については こちら(PDF)を 参照のこと。