母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)学会2023年度大会開催のご案内

MHB学会では、下記の日程で2023年度研究大会(オンライン)を開催します。

大会テーマ:「公正な言語教育を求めて―バイリンガルろう教育を再考する」

8月3日(木)午後: リサーチメソッド(エスノグラフィー)に関するワークショップ

8月4日(金)午後: 基調講演 

8月5日(土)午前: パネルセッション、総会、 午後:特別講演、研究発表

8月6日(日)午後: 研究発表、言語教育ワークショップ

基調講演は、Ruth Swanwick氏(University of Leeds) らをお招きし、Bi/Multilingual early childhood deaf education: cross-context conversationというテーマでご講演いただきます。また、パネルセッションでは、アイヌ文化研究家、手話言語学者、応用言語学者をお迎えし、言語とアイデンティティについてディスカッションをしていただきます。さらに、特別講演として、障害と開発を研究テーマとしておられ、ご自身もろう者でいらっしゃる森壮也氏(アジア経済研究所)の講演も企画しておりますのでご期待ください。そして、今年もリサーチメソッドと言語教育実践のワークショップを予定しております。

大会は引き続きオンラインで実施ですが、世界の各地に会員がいるMHBの特質を生かして、できるだけ多くのかたにご参加いただけるよう、情報保障についても努力します。

発表募集は、4月にご案内します。まずは、上記の日程をご記憶いただき、発表を検討いただければ幸いです。

MHB2023大会実行委員会

大会委員長 宮崎幸江

会員管理システム導入のお知らせ

2023年3月3日

昨年8月のMHB研究大会総会でご報告いたしましたように、MHB学会は会員管理システムとして「会員管理クラウドサービスMiiT+(ミータス)」<https://miitus.jp/>を採用することにしました。

導入の理由は、海外からの年会費送金時のトラブルを避け、事務負担の軽減をはかるためです。

会員管理システム導入に伴い、2023年度から以下の3つの変更が生じます。

1)一般会員・学生会員・準会員の会員情報は、MiiT+で管理します。

2)<mhb-ml@googlegroups.com><mhb_renraku@googlegroups.com>を廃止し、MiiT+からメールを配信します。

3)年会費の支払い方法はクレジットカードのみとなります。海外送金受領時のトラブルを避けるためです。なお、年会費の額に変更はありません。

本システムの導入は2023年4月1日を予定しておりますが、ログインの方法などの詳細は3月末にご案内いたします。

どうぞよろしくお願いいたします。

本件に関するお問い合わせ:年会費担当 滑川恵理子

mhb.kaiin@gmail.com

母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)学会 2022年 オンライン読書会のご案内 「バイリンガルろう教育を考える」

母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)学会 2022年 オンライン読書会のご案内

「バイリンガルろう教育を考える」

母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)学会は、これまで多言語環境で育つ幼児・児童・生徒・およびその他の学習者一人一人の成長や発達、社会参加について様々な側面から研究の蓄積を図ってまいりました。今年度の読書会では「バイリンガルろう教育」をテーマに取り上げ、オンラインで開催することに致しました。

ろう・難聴の子どもが最初に習得する言語は、生まれた環境(親が聴者か否か)やその後の教育(ろう学校か否か、学校で使用される手話の種類)によって異なります。本来、ろう・難聴児にとって、認知的発達とろう者としてのアイデンティティ涵養のために最も有効な言語は「日本手話」です。日本手話を使って書記日本語を学ぶことをバイリンガルろう教育、さらに音声日本語の活用もいれることをバイモーダル・バイリンガル教育と言いますが、現在、バイリンガルろう教育は、人工内耳の発達などによりインクルーシブ教育の流れが強まり、世界中で歴史的な転換期に差しかかりつつあります。

今回の読書会で取り上げる文献は、ろう教育を理解する上で、基本となるものを10本選択しております。ろう児を取り巻く技術や社会情勢の変化を概観しながら、ろう児の発達と手話のあり方を今一度考える機会となることを願って企画いたしました。多言語環境で育つ学習者に関わる多くの会員の皆様のご参加をお待ち申し上げております。

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【日  時】 

2022年11月12日(土) 14:00–18:00(文献1〜5)

2022年11月26日(土) 14:00–18:00(文献6〜10)

【概  要】  文献リストの論文1本ずつを担当(担当決定済)し、約20分で解説、その後20分、質疑を行います。

【使用言語】  報告・質疑応答(日本語+日本手話)

【定  員】  50名(学会員限定・参加費無料)

【参加申込】   定員に達したため申し込みを締め切りました。

【お問合せ】   MHB学会大会実行委員(読書会担当)sa-miya@sophia.ac.jp

MHB2022研究大会 参加者専用ページの公開

MHB2022大会の参加者専用ページを公開しました。

https://www.conference.mhb.jp/

申し込みをされたかたは、上記よりログインして「参加者専用」ページをご利用ください。ブックマークは「参加者専用」のページにしていただくと便利です。

この件に関するお問い合わせ: taikai@mhb.jp (MHB2022大会実行委)

MHB2022研究大会 参加申し込み期間延長のお知らせ

研究大会参加申し込み期間を以下のように延長いたします。その他の申し込み方法に変更はありません。是非ご検討ください。

7月31日(日)午前9時 (東京時間 UTC+9)

いくつか特にお知らせしたいことがございます。

・基調講演の日本語字幕付き録画は、大会当日数日前から視聴可能になります。また大会終了後も、一定期間視聴可能とします。

・海外在住の方もお待ちいただくことなく、新規会員登録と参加費支払い(=チケット購入)ができます。当初心配していた「承認申請待ち」の手続きはありませんので、ご安心ください。

・参加費のお支払いはクレジットカードかpaypalをご利用いただけますが、国内からでしたら銀行振込も承ります。お気兼ねなくご相談ください。

大会の詳細および参加申し込みについては大会専用ページ https://www.conference.mhb.jp をご覧ください。

MHB2022実行委(問い合わせ: taikai@mhb.jp