2017年度研究大会 プログラム詳細:2017年度研究大会終わる


2017年7月1日公開(8月21日更新)

2017年MHB研究大会には、多くの皆様にご発表・ご参加をいただきましてありがとうございました。

大会予稿集に残部がございますので、ご希望の方に頒布いたします。入手希望の方はこちらの手続きに沿ってお申し込み下さい。​

 

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母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究会 2017年度研究大会

大阪大学大学院言語文化研究科​共催

「国際バカロレアの求める言語力とは

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日時:2017年8月17日(木)、8月18日(金)

場所:大阪大学箕面キャンパス(〒562-8558 大阪府箕面市粟生間谷東8-1-1)

受付は研究講義棟B棟 1階 エントランス
キャンパスマップと会場案内図はこちら https://goo.gl/mbDgwa

会場について:

  • 8月17日(木)は売店・食堂は営業しておりません。18日(金)は、箕面福利会館1階にある売店は営業しており、10時から15時まで、飲み物、菓子類、おにぎり、お弁当などを販売しています。
    ご持参いただいた昼食は、サティア(昼食・休憩スペース)でお召し上がりいただけます。
    [ サティア入口写真サティア内部写真 ]
     
  • 会場内にはフリーのWiFiはありません。ただし、大阪大学は “eduroam JP” サービスに参加していますので、同サービス参加機関の方はご所属機関で登録を済ませていればご利用可能です。
    ※国内参加大学一覧 http://www.eduroam.jp/participants/siteinfo.html

参加費用:3,000円(当日、受付で現金にてお支払いください。)

     *学生証の提示で2,000円になります。

参加申込み:こちらへ

当日参加も受け付けますが、準備の都合上、8月12日(土)までに上記サイトからお申込みくださいますようお願いいたします。

テーマ:「国際バカロレア(IB)の求める言語力とは」

 国際バカロレア(International Baccalaureate: IB)は、世界の複雑さを理解し、対処できる生徒を育成し、未来へ責任ある行動をとるための態度とスキルを身に付けさせること、国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を与えて、大学進学へのルートを確保することを目的として、1968年に設置された総合的な教育プログラムです。
 日本でも、IBが生徒の主体的に学ぶ意欲と探究心を培い、高い知性と幅広い教養、自らの意見を的確に発信する力、鋭い国際感覚、深い洞察力、豊かな人間性を育成することを目指している点が非常に注目を集めています。
 一方、日本ではあまり取り上げられることがありませんが、IBは、2言語以上で幅広いコミュニケーションの方法を学ぶことを多様な文化を理解するために欠かせない重要な基盤と位置づけており、学習における言語の役割を理解するための枠組みや、児童生徒の多言語能力を育てるための枠組みを、学校や教師のために示しています。そして、言語科目担当者だけでなく全ての教師が「言語の教師」とされ、生徒の多様な言語的背景や教室の多言語的な学習環境を踏まえて「学習言語」(academic language)を含めた広義の言語力を育成するよう求めています。
 このような背景から、2017年度MHB研究大会では「IBの求める言語力」を取り上げることにいたしました。IBのプログラム全体でいかに言語力が育成されていくのかを、狭義の言語力に限定せず、学習言語、思考力などを含めた広義の言語力の育成について、ご来場のみなさまと考えたいと思います。

*大会企画趣旨とIBに関する基礎知識(PDF)

参考

 


開催プログラム

1日目 8月17日(木)

12:30   受付開始             【研究講義棟B棟 1階 エントランス】​

13:00 開会、挨拶            【研究講義棟A棟 2階 215会場】​

13:10 パネルセッション「国際バカロレアの求める言語力とは」
                      
【研究講義棟A棟 2階 215会場】​​

DP「日本語A 言語と文学」を指導する立場から
   内藤満地子氏(アメリカンスクール・イン・ジャパン高等部日本語教師)

DP「日本語B」と「ab-initio」を指導する立場から
   髙谷真美氏(清泉インターナショナル学園日本語科教師)

DPの生徒の「分析型言語スキル」の発達
ーDP「歴史」と「Theory of Knowledge」を指導する立場からー
   ダッタ・シャミ氏(東京学芸大学教職大学院
            国際バカロレア教員養成ディレクター、 准教授)

PYPからDPまでの一貫した国際教育の視点から
   遠藤みゆき氏(関西学院大阪インターナショナルスクール
          国際バカロレア ディプロマプログラム コーディネータ)

<注>

  • DP(Diploma Programme)は16歳~19歳を対象としたプログラムで、所定のカリキュラムを2年間履修し、最終試験を経て所定の成績を収めると、国際的に認められる大学入学資格(国際バカロレア資格)が取得可能。原則として、英語、フランス語又はスペイン語で実施。日本では、一部の科目を日本語でも実施可能とする「日本語DP」の開発・導入が進められている。
  • MYP(Middle Years Programme)は11歳~16歳までを対象としており、青少年に、これまでの学習と社会のつながりを学ばせるプログラムである。どのような言語でも提供可能。
  • PYP (Primary Years Programme)は3歳~12歳までを対象としており、精神と身体の両方を発達させることを重視しているプログラムである。どのような言語でも提供可能。

15:15 休憩

15:30 口頭発表 2会場同時進行

<第1会場>                 【研究講義棟A棟 1階 101会場】​

15:30-16:00 「トランスランゲージングスペースを作る
         −バイリンガルカウンセリングの役割−」
           ペレラ柴田奈津子(上智大学)・
           熊本エリザ(横浜インターナショナルスクール)

16:00—16:30 「日独バイリンガル生徒の多言語ライティングプロセスの分析
         ―ドイツ語、日本語、英語による3言語間の相互作用に注目して―」
           赤木美香(お茶の水女子大学)

<第2会場>                  【研究講義棟A棟 1階 102会場】​

15:30-16:00 「遠隔型の「母語による教科学習支援」の試み
          ―スマホ版スカイプを利用して―」
          清田淳子(立命館大学)

16:00—16:30 「ブラジルの日系人の子どもたちの日本語保持の実態
          ―ブラジルの日本語学校での横断調査から―」
           伊澤明香(大阪大学大学院 博士後期課程)

2日目 8月18日(金)

9:30   受付開始              【研究講義棟B棟 1階 エントランス】​

10:00   基調講演「言語と国際バカロレア」  【研究講義棟A棟 2階 215会場】​

大迫弘和氏(武蔵野大学教授・都留文科大学特任教授・
                 Chiyoda International School Tokyo学園長予定者)

12:00−14:00   昼食休憩
        MHB特別部会会合(昼食休憩中に4部会同時開催 
※昼食持込み可
          アセスメント部会 会合   【研究講義棟A棟 2階 202会場】
          海外継承日本語部会 会合    【研究講義棟A棟 2階 208会場】
          バイリンガル作文部会 会合 【研究講義棟A棟 2階 203会場】
          インターナショナル・スクール部会 会合
                       【研究講義棟A棟 2階 216会場】

14:00−15:00  ポスター発表 4会場同時進行

<第1会場>                 【研究講義棟A棟2階 204会場】​

  • 「English Bの教材が日本の英語教育に何を示唆するか」
        河野円(明治大学)
     
  • 「バイリンガル環境で子育てをする日本人母のビリーフ
        ―英語教育観に関する一考察―」
        バンクス祥恵(文教大学)

<第2会場>                 【研究講義棟A棟 2階 205会場】​

  • 「IBにおける文学教育に関する一考察
      ―ディスコース論と批判的リテラシー論を通して―」
        冨田千暁(玉川大学大学院 修士課程)
     
  • 「中国人留学生の討論・読解活動を中心としたアクティブ・ラーニング
      ―トランス・ランゲージングと批判的思考に焦点を当てて―」
        韓 嘉雯(お茶の水女子大学大学院 博士後期課程)

<第3会場>                 【研究講義棟A棟 2階 209会場】​

  • 「漢字圏で日本語を継承する子どもの漢字認識
      ―北京と台北での調査より―」
        柳瀬千惠美(九州大学大学院 博士課程、
              日本学術振興会特別研究員DC)
     
  • 「図形の見立てをベースとしたお話し作りの実践」
        李月(同志社大学大学院 博士課程前期)

<第4会場>                 【研究講義棟A棟 2階 210会場】​

  • 「初年次教育としての第一言語/継承日本語クラス
      ―言語教育における適応支援―」
        武田知子(国際基督教大学)
        澁川晶(国際基督教大学)
     
  • 「第一言語/継承日本語話者である大学生のための日本語読解教育」
        金山泰子(国際基督教大学)
        藤本恭子(国際基督教大学)

15:15−16:15  口頭発表 2会場同時進行

<第1会場>                 【研究講義棟A棟 1階 101会場】​

15:15-15:45 「CLD児の主体性獲得モデル構築のための一考察
         ―主体性の変容過程ときっかけに着目して―」
                          米澤千昌(大阪大学大学院 博士後期課程)

15:45-16:15 「CLD児の日本語の教室談話の聴く力の実態
         ―DLA<聴く>の事例を基に―」
                          小林幸江(東京外国語大学 名誉教授)
                          齋藤智慶(神奈川県藤沢市立長後小学校)

<第2会場:日本手話と日本語による同時発表です​【研究講義棟A棟 1階 102会場】​​

15:15-15:45 「聴母によるろう児への日本手話による絵本読み活動
                ―日本手話話者の支援とその効果―」
                          田中瑞穂(北海道札幌聾学校)
                          佐野愛子(北海道文教大学)

15:45—16:15 「ろう児の日本語作文指導における日本手話での
         プレライティング・ディスカッションの効果
         ―トランス・ランゲージングの視点から―」
                          佐野愛子(北海道文教大学)
                          増谷梓(北海道札幌聾学校)
                          阿部ゆかり(北海道札幌聾学校)

16:15  閉会

*SIGはSpecial Interest Groupsの略です。
  MHB研究会会員は関心のあるSIGに自由に参加することができます。
  また、複数SIGに同時に参加することが可能です。
  MHB研究会の入会申し込み・SIGの入会案内はMHBウェブサイトをご覧ください(こちら)。

2017年度大会実行委員(お問い合わせは MHB.Conference2017 AT gmail.com まで)
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