母語・継承語・バイリンガル教育学会 会則

母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究会は、2003年8月の発足から15年目をとなる2018年4月より学会に移行しました(「母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)学会」へのご参加の呼びかけ)。2018年8月8日の総会にて以下の会則が承認されました。2021年度の役員一覧はこちらです。

第1条 【名称】 本会は母語・継承語・バイリンガル教育学会 (The Japanese Society for Mother Tongue, Heritage Language, and Bilingual Education: MHB) と称する。

第2条 【事務局】 本会の事務局は事務局長の勤務校の研究室内に置く。

第3条 【目的】 本会は下に示した領域を対象分野として、以下に示した活動を行うことを通して、母語・継承語・バイリンガル教育の発展に寄与することを目的とする。

【活動】

  1. 対象領域の研究活動の活性化を目指した活動
  2. 対象領域の実践活動の質の向上に資する活動
  3. 会員間の情報交換と交流
  4. リソース(参考文献や調査データ)収集と情報発信

【対象領域】
バイリンガル教育を必要とする幼児・児童・生徒、およびその他の学習者の言語教育を対象とする。
以下にその対象者領域の類型を示す。

  1. 継承語としての海外日本語教育
  2. ろう・難聴児のためのバイリンガル教育
  3. 文化的・言語的に多様な学習者(CLD児)の母語・継承語・バイリンガル教育(日本語教育を含む)
  4. 国際学校・外国人学校児童生徒の言語教育、先住民族の言語の教育、複数言語育成を目指した外国語教育など各種言語教育(英語教育を含む)

領域の区分を超えて広く、評価方法、研究方法についても研究対象とする。

第4条 【事業】 本会は前条の目的を達成するために、次の事業を行う。

  1. 年次大会および必要に応じて学習会、ワークショップなどの開催
  2. 紀要発行
  3. 部会活動
  4. その他、目的を達成するために必要な事業

第5条 【部会】 本会は以下の部会(Special Interest Group: SIG)を持ち、SIGの会員に登録したMHB会員の任意の参加によって活動する(複数SIGへの参加可能)。またSIGにはMHB会員以外の参加も可とする。

a.海外継承日本語部会
b.国内CLD 児教育部会
c.バイリンガル作文部会
d.各種言語教育部会     

第6条 【会員】 本会の会員は、本会の趣旨に賛同して会員登録をした以下の1、2の種類の会員よりなる。

  1. 一般会員 本会の趣旨に賛同する個人
  2. 学生会員 本会の趣旨に賛同する個人で、大学又は大学院に正規に在籍している学生
  3. ただし、上記の会員登録をせずにSIGに参加登録をする人を「準会員」と呼ぶ。

第7条 【年会費】

  1. 会員は年会費を払う。本会の会費(年額)は以下のとおりとする。
     一般会員   4,000円
     学生会員   3,000円
  2. 会費は指定の期日までに所定の口座に振り込むものとする。
  3. 年度途中の入会者の年会費も、第1項に記載の金額と同額とする。

第8条 【入退会】

  1. 本会の趣旨に賛同して入会を希望する者は、所定の入会申込書を提出するとともに年会費を納付することとする。
  2. 本会の退会を希望する会員は、事務局に退会届けを提出することとする。
  3. 所定の年会費を滞納した会員は、年度末に退会扱いとする。

第9条 【会員の権利と義務】 本会の会員(即ち、一般会員と学生会員)は、以下の権利と義務を有する。

  1. 会員は研究大会において研究発表・実践報告・ワークショップ等を行う資格を有する。
  2. 会員は総会に出席して審議を行う権利と義務を有する。
  3. 会員は紀要に投稿する権利を有する。

ただし、上記の三項に規定される権利と義務を有するのは、指定の期日までに当該年度の年会費を納付した会員に限ることとする。

第10条 【役員】 本会に次の役員を置く。

  1. 会長   1名  任期は2年、再任を妨げない。
  2. 副会長  1名  任期は2年、再任を妨げない。
  3. 事務局長 1名  任期は2年、再任を妨げない。
  4. 会員管理 1名  任期は2年、再任を妨げない。
  5. 会計(会費管理を含む) 2名  任期は2年、再任を妨げない。
  6. 紀要編集 3名  任期は2年、再任を妨げない。
  7. ウェブサイト管理 1名  任期は2年、再任を妨げない。
  8. 広報   1名  任期は2年、再任を妨げない。
  9. 理事   若干名 任期は2年、再任を妨げない。
    1~9の役員で理事会を構成する。 
  10. 監事   2名  任期は2年、再任を妨げない。
  11. 名誉会長 1名  任期の定めなし。
  12. 顧問   若干名 任期の定めなし。

第11条 【運営】 本会は次の運営組織を持つ。

  1. 総会  会員をもって構成し、本会の最高機関として会の意志と方針を決定する。
  2. 理事会 本会の事業運営と執行の責任を負う。

第12条 【役員の選出】 本会の役員は以下のように選出する。

  1. 会長は理事会において選出し、総会において承認を得る。
  2. 副会長、事務局長、会員管理担当、会計担当、紀要編集担当、ウェブサイト管理担当、広報担当は会長が選出し、総会において承認を得る。
  3. 理事は理事会において選出し、総会において承認を得る。
  4. 監事は理事以外の会員から会長が委嘱する。
  5. 名誉会長、顧問は理事会の議を経て決定する。

第13条 【役員の任務】 役員の任務を以下に定める。

  1. 会長は本会を代表し、会務を総括する。
  2. 副会長は会長を補佐し、必要があれば、会長の任務を代行する。
  3. 事務局を事務局長の所属する機関に置き、事務局長は学会の運営に関する実務を担当する。
  4. 会員管理担当は会員に関する名簿を管理する。
  5. 会計担当は本学会の経理および会員の年会費を管理する。
  6. 紀要編集担当は別に定める投稿規定、編集要領の細則に基づき紀要を刊行する。
  7. ウェブサイト管理担当は本学会のウェブサイトを管理する。
  8. 広報担当は本学会の広報を担当する。
  9. 理事は理事会を構成し、年次大会、学会誌の編集、会の事業の企画・運営にあたる。
  10. 監事は本学会の会計監査を行う。
  11. 名誉会長、顧問は、学会の運営に関し、理事会や役員の要請に応じて助言する。

第14条 【総会】 総会について以下に定める。

  1. 総会は、一般会員と学生会員より組織し、以下の議題を提出し、審議・議決を行う。定例総会は年に1回年次大会のときに、また臨時総会は会長が必要と認める場合、随時開催する。
    ・ 前年度事業報告
    ・ 本年度事業計画
    ・ 前年度決算と本年度予算
    ・ 役員の改選
    ・ 会則の改定
    ・ その他理事会が認めた事項
  2. 総会の議長は総会において選出する。
  3. 総会の議決は、総会に参加している一般会員と学生会員の過半数の賛同によって決する。

第15条 【学会誌】 学会紀要の投稿規定、編集要領に関しては、別途細則を設ける。

第16条 【会計年度】 本会の会計年度は毎年4月1日に始まり、翌年3月31日に終わる。

第17条 【会則の改定】 本会則の改定は、会長によって提案され、理事会および総会にて決定する。

附則

  1. この会則は2018年8月8日より施行する。ただし、第7条は 2019年4月1日より、第6条、第9条1, 2, 3は2018年4月1日より適用する。
  2. この会則は2020年8月9日に更新した(第10条,第12条,第13条)。
  3. この会則は2021年8月7日に更新した(第5条)。
  4. この会則は2022年8月6日に更新した(第3条)。
  5. この会則は2023年8月5日に更新した(第5条)。