2020年度MHB研究大会の発表募集と実施方法変更のお知らせ

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母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)学会
2020年度研究大会の発表募集と実施方法変更のお知らせ

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2020年5月11日 改定

 母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)学会は, 国内外の複数言語環境にある幼児・児童・生徒・およびその他の学習者が読み書きも含むマルチリンガル能力を身につけられる言語教育の方法、理論、研究方法を探ることを目的として, 多様な領域の研究者, 教育実践者が交流し, 情報交換や発信などの活動を行っています。

 2020年度の研究大会は「文化的言語的に多様な子ども(CLD児)の言語能力評価と教育」をテーマに掲げました。CLD児を取り巻く環境はますます多様化しています。日本国内でも,2019年には「日本語教育の推進に関する法律(日本語教育推進法)」が制定され,2020年1月の有識者会議では,CLD児の母語保障も含めた教育の重要性が強調されました。今後CLD児の教育環境の改善につながることが期待されるところです。

 今年度の大会では,日本国内のCLD児の教育に焦点を当て,子どもの言語発達の研究を長年牽引して来られた大阪教育大学の高橋登氏に基調講演をお願いしました。2日目には,国内の自治体や学校におけるCLD児の全人的育成を目指した取り組みについてのパネルと,質的研究方法のワークショップを行います。一般発表では口頭発表とポスター発表を募集します。また,1日目の午前中には大会プレ企画としてDLA実践ワークショップを,夕方には部会(SIG)活動の時間を設定しました。

 さらに,本年度は,国内外からより多くの方にご参加いただくために,初の試みとしてすべてのプログラムでオンライン参加(オンライン口頭発表含む)を予定しております。

 大会参加の申し込み方法,発表の応募方法は下記をご参照ください。みなさまの積極的なご参加をお待ちしています。

MHB学会 2020年度大会実行委員
mhb.taikai.2020@gmail.com

【大会概要】

日時:2020年8月8日(土),8月9日(日)

会場上越教育大学(新潟県上越市山屋敷町1)

    *アクセスマップ  https://www.juen.ac.jp/130access/index.html

    *キャンパスマップ https://www.juen.ac.jp/130access/010yamayashiki/index.html

→全てのプログラムをオンラインで開催することにいたしました。

テーマ: 文化的言語的に多様な子ども(CLD児)の言語能力評価と教育

【プログラム:正式なタイムテーブルは発表者決定後に修正・確定の予定です。   

大会プレ企画,基調講演,パネル・ワークショップの要旨はこちら

8月8日(土)

10:00 – 12:00 大会プレ企画「対話型アセスメント DLA実践ワークショップ」    

           櫻井千穂(広島大学),菅長理恵(東京外国語大学)

13:00        開会

13:10 – 14:40  基調講演「多様な背景をもつ子どもの読み書き能力の発達」            

             高橋 登(大阪教育大学)   

14:40 – 15:00  休憩

15:20 – 16:20  ポスター発表

16:40 – 18:10  部会(SIG)活動(※部会メンバー以外の方もご参加いただけます)

      1. 海外継承日本語部会

      2. インターナショナル・スクール部会、各種言語教育部会合同

      3. アセスメント部会

8月9日(日)

8:30       受付開始

9:10 – 10:20   口頭発表

10:30 – 12:30  大会企画パネル ・ ワークショップ

(1) 大会企画パネル 

 「文化的言語的に多様な子ども(CLD児)の教育保障-誰もが当事者として関わるために-」

        企画者:宇津木奈美子(帝京大学) 

第1発表 

「文化的言語的に多様な子ども(CLD児)の教育保障に向けた学校教育への挑戦-新潟県上越市の事例」

原瑞穂(上越教育大学),中野博史(上越市教育委員会),佐藤睦子((公社)上越国際交流協会)

第2発表 

「母語指導者によってエンパワーされた子ども-神奈川県秦野市の事例」

        宮崎幸江(上智大学短期大学部)

第3発表 

「多文化共生を実現する公立小学校の実践-専任の母語話者教員と日本語指導担当教員の協働のプロセス」

        永田耕平(門真市立砂子小学校),田慧昕(門真市立砂子小学校)

(2) ワークショップ 「リサーチメソッド-質的研究入門とSCAT実習-」             

山崎直樹(関西大学),小澤伊久美(国際基督教大学), 佐野愛子(立命館大学),

湯川笑子(立命館大学),  松尾由紀(立命館中学校・高等学校)

12:30     昼食休憩

13:30     総会

14:00 –15:30 口頭発表

15:30     閉会(発表数によっては閉会時間を変更する場合があります)

【参加申し込み方法】

次の参加申込フォームにアクセスの上,該当する参加形態を選択し,申し込んでください。

後日登録いただいたメールアドレスに参加のためのURL等が送られます。

MHB大会参加申込URL https://mhb2020.peatix.com/

参加申し込みは,イベント申込サイトpeatix.comを利用しています。学会の参加登録に合わせてpeatixのユーザー登録が必要です。登録ページに「表示名(公開、ニックネーム可)」と表示されますが,登録されたお名前・ニックネームは公開されません。「Peatixによる申し込みマニュアル」をご参照ください。

Peatixによる申し込みマニュアル

※参加形態は

a. MHB2020大会+プレ企画,b. 本大会のみ,c.プレ企画のみ,に分かれています。

※MHB学会員でない方のご参加も歓迎しますが,MHB2020本大会に一般(学生)会員価格での参加を希望される方は、先に2020年度のMHB学会年会費の支払いをお済ませください。

(新たに入会を希望される方は「入会案内」https://mhb.jp/admission からお申し込みください。)

※オンライン参加に際しては,事前に接続方法の案内等をし,よりよい環境の提供に努めます。しかし,ネット接続の不具合等によるトラブルがないことを保証するものではないことをご了承ください。

※定員に達し次第,締め切らせていただきます。

【参加費】

<事前申し込み:2020年4月6日~7月31日まで>

  MHB2020大会参加費: 一般会員,学生会員  :2,000 円

                  準会員,非会員   :3,000 円

 プレ企画(DLAワークショップ)のみの参加費 :1,000 円

※本大会に参加される場合,プレ企画の参加費は無料となりますが,プレ企画にも参加される方は,定員の都合上,申込み画面上の「プレ企画追加(無料)」も一緒に選択してください。

※Peatix上よりクレジットカード,paypal,銀行口座振替,コンビニ・ATMによる支払いが選択できます。

※Peatix申し込みフォームの最後に,「チケットの譲渡」に関する質問がありますが,MHB2020大会では,参加チケットの譲渡はできません。

※領収書は支払い完了後にPeatixから送信されるメールからアクセスできる領収データとさせていただきます。どうしてもMHB学会発行の領収書が必要な方はMHB学会2020年度大会実行委員までお問い合わせください。

※お支払いの取り消しはいかなる理由があろうとも一切お受け致しかねますので,ご了承ください。

<当日参加の場合>

  一般会員,学生会員:3,000円

  準会員,非会員   :4,000円

→全プログラムのオンライン開催に伴い、当日参加枠は取りやめます。

【発表応募】

2020年度の研究大会での口頭発表(会場・オンライン),ポスター発表(会場・オンライン)を募集します。

1.募集内容:
  MHB学会の研究領域に関連するもので,未発表のもの。
  ※MHB学会の目的や対象領域は学会会則 https://mhb.jp/kaisoku を参照のこと。

2.発表言語:日本語,英語,日本手話

(ただし,例示のため,他言語の単語などが含まれることは可能です。日本手話での発表をご希望の方は発表方法について個別にご相談ください。)

3.締切日:2020年 5月31日(日)23:59(東京時間: UTC+9) 必着

4.申し込み先: mhb.taikai.2020@gmail.com

5.応募資格:応募は本学会員(一般会員と学生会員)に限ります。

  筆頭発表者だけでなく共同発表者も全員学会員である必要があります。
  学会員登録の方法については https://mhb.jp/admission の説明をご参照ください。

  ※1人の学会員が2件以上の発表で筆頭発表者となることはできません。
  ※共同発表者の方も全員大会への参加申し込みをしてください。
  ※口頭発表の時間帯を選ぶことはできません。

6.発表カテゴリー:

 (1) 会場での口頭発表(研究発表・実践報告)

  (2) オンライン口頭発表(研究発表・実践報告)

 (3) 会場でのオンラインポスター発表(研究発表・実践報告)

7.発表形式:

 (1) 時間 口頭発表:発表20分+質疑応答10分,計30分

      ポスター発表:1時間程度

 (2) 形式

・オンライン口頭発表:はじめの20分は発表者がZOOMを介して参加者にむけて一方向の発表をします。その後10分間の質疑応答があります。

・ポスター発表:ポスターを用いて,聴き手との質疑応答や意見交換を行う。(ポス ターサイズはA0判 <84cm×119cm>またはそれに準ずるサイズで1枚以内)。ポスター以外に教材等の展示を希望する場合は,事前に大会実行委員への確認が必要。聴衆は現地会場での参加。

→ 1枚のPDFにしたポスターを事前に大会実行委員に提出し, 当日参加者が閲覧できるように実行委員がクラウド上にアップします。参加者はそのポスターを閲覧した上で, 聞きたい発表の部屋に行きます。発表者はZOOM画面共有機能によってその1枚のポスターを提示しつつ,双方向で参加者と質疑応答や意見交換を行います。

8.応募要領

(1) 応募者の個人情報は,メールの添付書類としてお送りください。 

   ※下の「応募者情報フォーム」をダウンロードしてご利用ください。

(2) 発表題目とその概要は以下の指示に従い,メールの添付書類としてお送りください。

※応募原稿は,カテゴリーを問わず,すべてB5サイズ(182mm x 257mm)に37字×31行,2ページで作成するものとします。「原稿作成ガイド」をダウンロードしてご利用ください。

「応募者情報フォーム [pdf] [word]」

原稿作成ガイド

9.採否判定の観点

口頭発表:

(1) テーマがMHB学会にふさわしいか

(2) 研究・実践課題が母語・継承語・バイリンガル教育の実践と研究の向上に貢献するものかどうか

(3) 研究発表の場合には,研究動機,先行研究のまとめと研究の位置づけが,実践報告の場合には、その実践の意義が,それぞれ研究課題,研究方法とともに明記されていて,結果と考察が含まれているかどうか

(4) 先行研究等と比較して,発表内容に特色,独創性,意義が認められるかどうか

 ポスター発表:

 (1) テーマがMHB学会にふさわしいか

 (2) これまでの研究・実践・教材等と比較して,研究内容に特色,独創性,意義が認められるか

10.採否連絡:

査読は複数名の査読者により応募者名を伏せて行い,発表者を決定します。

結果は, 6月21日(日)までにメールにて通知致します。

採択にあたって応募要旨の修正を求められた方には,7月6日(月)までに訂正原稿をご提出いただきます。

お問い合わせ:MHB学会 2020年度大会実行委員

mhb.taikai.2020@gmail.com